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リリィ女王とネフェルタリ家は何故Dを隠したのか?|ワンピース1117話以降考察

ワンピース考察
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リリィ女王とネフェルタリ家は何故Dを隠したのか?|人間は神にはなれない

 

人間は神にはなれない

最近のONE PIECEの展開を見ていて、この物語は、王や政治家、自由と支配、神や宗教というような、現代の価値観の根底にあるものを明らかにして、新しい価値観また世界観を人類が生み出し、それにそった新世界を作っていくというような展開になるような雰囲気を感じるんですよね…

人類が持っている道徳観や善悪観の根底には神や宗教というものがあると思いますが、それが間違っているとは言わないまでも、人類がそれを規範とした価値観と世界観を持ち続ける限り人類に今以上の進歩はないように思います。

なら、どんな価値観や世界観を持てば世界はより善く変わるのかと聞かれたら答えはないのですが、個人的にはルフィ達がそういう答えを出してくれるのではないかと期待してしまうんですよね…

一つハッキリ断言できるのは、人は神にはなれないという事…

天竜人のような存在は現実世界にもいるような気がしますが、どれだけ頭が良くても、スポーツが出来ても、容姿が端麗でも、絶大な財力や権力を持っていようとも、人はやはり人であり、それ以上にはなれない…

根本的に人なわけですから、物理的にも精神的にも人間の限界を超える事は不可能でしょう…

天竜人や悪王達は自分達が支配している民衆を食い物にし、それにより欲を満たしていますが、その欲は人間レベルの欲であり、贅沢放題している姿はまさに人そのもの…

神を名乗ったり、その真似事をしても、結局は欲望という神に支配されているんですよね…

そう考えると、人類の進歩と幸福を己の夢として生きてきたと言えるベガパンクは、ある意味神に近い精神性を持つ立派な人物だと思いますし、人類を遥かに超越した天才なわけですから天竜人なんかとは比べ物にならないくらいに神に近いと思えます。

それもベガパンクの欲望であるとは思いますが少なくとも名誉が欲しいとか物欲に被れたりしているわけではない…

800年前に世界は大きな変革の時を迎えていたように思いますが、結局、人類全体が変われなかったから、うまくいかずに終わってしまったように思え、やはり、先程も書かせて頂いたように、ルフィ達が新たな世界の在り方を我々に見せてくれるような気がします。

Dの意志とは、そういう新しい世界の在り方の根本になるような思想であるというような側面もあるのではないかと思っているのですが…

この記事の紹介は以上になります。

最後までお読み頂き誠に有難うございました!

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