イカロスの翼の意味|イカロスの翼について
イカロスの翼について
イカロスの翼はギリシャ神話の有名なエピソードの一つですが、その概要は以下のようなものです。
クレタ島の王ミノスは息子であるミノタウロスを幽閉する迷宮ラビュリントスにテセウスという若者を生贄として送り込むが、テセウスに恋をしたミノス王の娘アリアドネはダイダロスとイカロスの親子から迷宮の攻略法を教わりテセウスにそれを授けて、2人は迷宮から脱出して島から逃亡しますが、攻略法を教えた事が露見したダイダロスとイカロスはミノス王の怒りを買い迷宮に幽閉されてしまう…
しかし、ダイダロスは蜜蝋で鳥の羽を固めて翼を作り、空を飛んで迷宮から脱出しますが、ダイダロスはその翼は海面に近づけは湿気で、太陽に近づけば熱により翼がバラバラになる為に近づいてはいけないとイカロスに忠告しますが空を飛べる事に高揚したイカロスは太陽に近づいてしまい、翼がバラバラになって墜落して死んでしまう…
このエピソードは人類が生み出した技術に自惚れ過信する事を戒めるものと理解されていて、旧約聖書のバベルの塔と同じようなエピソードであるわけですが、第1114話ではベガパンクがマザーフレイムについて言及するようですから、おそらくマザーフレイムはイカロスの翼であるというような例えなんだろうと思います。
人類が自ら生み出したもので滅びに近づくというような意味がそこには見えてくるわけですが、だとすると、ベガパンクがいう世界海没の未来はイカロスの翼たるマザーフレイムによってもたらされるとい意味になるのか…?
もしくは、900年前に存在した高度な文明を持つ巨大な王国自体がイカロスの翼であり、ジョイボーイはイカロスだったという事なのか…?
様々な見方ができるわけですが、個人的にはやはり、ここでバベルの塔ではなくギリシャ神話のイカロスの翼が例えとして使用されているのはONE PIECEの根幹にギリシャ・ローマ神話のイメージがある証じゃないかと考えます。
そうだとしたら、やはり聖地マリージョア以前に存在したという『神の国』は…?