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ベガパンクの思想は善悪を論じない?|ワンピース1113話考察

ワンピース考察
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ベガパンクの思想は善悪を論じない?|善悪不二の中道主義?

 

善悪不二の中道主義?

仏教には『善悪不二』と言う考え方があるようです。

それは善と悪が光と影、昼と夜の関係に似ていると言うような考え方であり、善があるから悪があり、悪があるから善があるという事になりますが、その境界線を『中道』…

それはボルサリーノのように『どっちつかず』という意味ではなく、何かをするという事に例えるなら、何らかの思想に縛られる事なくベストな選択をするというような意味になります。

それはつまり、全体的な利益に繋がるという事になるという事であるはずです。

善に寄れば悪に不利益があり、悪に寄れば善に不利益があるという事になりますが、中道を行けば全体的な利益に繋がるという事になりますが、善と悪という両極端から学び、選び取るべき事柄も間違いなくあるでしょう。

ベガパンクが世界政府に雇われ様々な発明をした理由についても、それにより無償でのエネルギー提供やパンクレコーズによる知識の共有が理想だったわけですから、ベガパンクは中道を突き進んでいたと言えると思います。

中道とは、人類にとって最善の道であり、本質的な価値観そのものだと思うんですよね…

善と悪というものは、人類にとって必ず何らかの結果をもたらす事になるわけですが、それが空白の100年とそれ以後の世界…

善と悪は時代により移ろいゆくものであるわけですが、人類が本質的に望むものは進歩や幸福であるはずで、善悪はそれに影響を与える事はあれども、本質的に変えたりする事はできないはずです。

少なくとも、サターン聖が『人類に進歩など必要ない』と口したように天竜人は中道を否定しているように感じられます。

中道とは、人類の普遍的な価値観であり願望であると思えますし、個人的には民衆=中道であると考えます。

ベガパンクはまさに、中道主義の思想を持ち、それを実現しようとしていたとしか考えられないんですよね!

パシフィスタとセラフィムについても、あれは立場的に善である天竜人の為に作ったものではなく、中道つまり民衆の幸福を侵害する悪に対抗する為に作ったものであるというのは間違いないですし、ベガパンクは民衆=中道の為に発明をしてきたはず!

そう思うのですが、ベガパンクのそういう思想の根本には『彼』という存在があるようなんですね…

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