ルッチとカクは反逆者に?|人権を認めない者に正義はあるのか?
人権を認めない者に正義はあるのか?
世界政府は非加盟国の人権を認めていないわけですが、その世界政府を支配している天竜人達からすれば地上人類は全て奴隷であり一律で人権を認めていないんですよね…
ルッチはカクを虫呼ばわりされた事により、今更ながらに改めてそれを実感したのではないかと思います。
地上人類全ての人権を認めない者達が支配する世界は『平和』だと言えるのでしょうか?
過去にも度々書かせて頂いていますが、ルフィはワノ国編で兎丼の囚人採掘場の囚人達を解放しようとし、そんな事は不可能だと思う考える囚人達から平和を乱すなと拒絶されたわけですが、ルフィはそれに怒り、奴隷として生かされているだけの毎日の何が平和なんだと叫びました。
今、ルッチがあの言葉を聞いたとしたら、おそらく非常に深く強く胸に突き刺さるのではないでしょうか?
兎丼のあのエピソードはまさに世界の縮図だったと思いますが、ルッチは今まさに改めて自分達が天竜人の奴隷であり、これまで信じてきた正義や平和という自分が命をかけて守ってきたものが紛い物だったと感じているのではないかと思います。
もしかしたら、自分が望む平和は天竜人達が存在する限り、永遠に実現しないのではないだろうか…?
自分が本当に望んでいるものを得る為には、今の立場にある事は間違いなのではないか…
そんな風に思っているのかも知れないなと感じます。
平和というものは、人々が互いの人権を認め合う事により実現し維持されるものであり、それをしようとしない者達を取り締まるのが海軍でありCPであるはず…
なら、人類全ての人権を認めない神は平和の敵なのではないでしょうか?