最初の20人が巨大な王国の思想を許さなかった理由|何を基準として平等とするか?
何を基準として平等とするか?
世界政府加盟国の国々は対等な立場であり、世界会議で様々な問題について語り合い、色々と取り決めをしているようですが、その上には天竜人達がいて、世界政府は天竜人という支配者達の下において平等だと言えるでしょう…
また、王達は国へ帰れば軍政の権を握る最高権力者になり、彼らは自分の国では天竜人のように振る舞おうとしたら、振る舞える…
ソルベ王国のベコリ王はそれをやって国を追われたわけですが、ベコリ王と同じ事をしているゴア王国の国王はそうはなっていない…
ゴア王国は身分制度が厳格な国で、それが非常に強い力を持っていましたから、その影響もあるのでしょう…
ドラゴン達もソルベ王国でやったように民衆を救いこそすれ、国に手を出していないのはドラゴンがどんな国だかよく知っていたからでしょう…
天竜人達からすれば地上人類全て、王達からしたら国民全てが奴隷…
地上の王達についてはそれも極論であり、全てがそうでないわけですが、国民を奴隷だと認識する王が少なくないのも事実…
しかし、それはある意味、支配者の下では全てが同等だとも言えますよね…
天竜人も人間ですから、人間が人間を平等に奴隷として支配しているとも言えると思いますが、それは支配者達が人間ゆえに様々な欲を持っているから、民衆はその影響を受けて苦しめられたりする…
しかし、仮に欲を持たない者が全てをしはいしていたとしたら、世界の在り方はかなり変わるのではないかと思います。
巨大な王国はもしかしたら、太陽の神ニカの下に全ての人類が平等であるというような思想を持っていたのではないかと思いますね…