クザンはガープを倒して何を想う？｜善悪を超えた正義
善悪を超えた正義
クザンはパンクハザードで救ったスモーカーに対して『おれはおれよ』と言っていましたが、それは前後の様子からしても立場は変わろうとも自分という人間は変わっていないという意味であろうかと思います。
クザンはガープによって鍛えられ、燃え上がる正義というスローガンを掲げていたのところ、オハラでの事件をキッカケに、だらけきった正義というスローガンを掲げるようになったわけですが、そこはおそらく精神的に大きな変化があったかと思います。
また、サカズキに敗北して海軍を辞めた際にはティーチ達と出会った時の様子からして無気力
な様子で、おそらく自分の行くべき道を見失っていたものと思われます。
味方であるサカズキに敗れた事が、何故クザンにそこまでの絶望感を抱かせたかと考えると、やはりクザンは海軍の変革を果たそうとしていて、その道が閉ざされたからだろうと思えますが、クザンがティーチ達と出会い黒ひげ海賊団の一員となったのも、その場のノリだけでは無かったかと思います。
あの場でティーチが語っただろう夢が道を失ったクザンに新たな道を指し示す結果になったんだろうと思いますが、クザンが今、自分は何も変わっていないというなら、クザンは正義の人であるのは変わっていないはず…
おそらく、今のクザンが掲げるスローガンは、立場を超えた正義という感じになるのではないかと思います。
海軍だろうと海賊だろうと、そういう立場を超越したような形の正義の在り方にクザンは開眼しているのではないかと思えます。
だとしたら、それを開眼させたのは、やはりティーチだろうと思いますが、ティーチはクザンにどんな夢を語ったのでしょうか？
