ミホークに夢や目的はあるのか?|自己執着の理由は過去にあり?
自己執着の理由は過去にあり?
ミホークは自分という存在に強い執着を持っているように感じられます。
そのミホークがクロコダイルからの誘いに応じてクロス・ギルドという組織の幹部になったわけですが、クロコダイルはミホークに対する誘い文句として、自分とミホークは他人を信用しない事、またミホークが海兵狩りと呼ばれた過去から海軍嫌いが共通しているというような事を言っていました。
ミホークはおそらく基本的に他人を信用していないとは思いますが、人間嫌いではなくゾロやペローナと共同生活していたり、シャンクスとも奇妙な友人関係にあり、クロコダイルとは少し趣きはかなり、おそらく信用しないのではなく頼らないという感じ…
クロコダイルは他者を使役しようというスタンスですが、ミホークは自分の問題は自分が解決すべきであり他人を頼ろうとか利用しようとかは考えない…
また、海兵狩りをしていたというのも海軍が嫌いなんでしょうが、それをすれば無論海軍は完全な敵になるわけですから、それは自分の問題であり他者を巻き込む事は自分の美学には反するために孤高を選んだという可能性もあるかと思います。
ミホークが理由もなく海軍嫌いにはならないでしょうから、おそらく海軍がミホークにとって大切なものを傷つけたか奪うかした結果、ミホークを怒らせたのではないかと思いますが、結果的にそれがミホークの生き方を決定づけたのかもしれないですね…
自分に対する執着が強いというのは、生まれつきの性格かも知れないですが、海軍によって何かを奪われたりしているから、それはやはり人であり、その人物はミホークを生かす為あるいはミホークと共通する何かの信念の為に命を落としたのかも知れない…
ミホークが生き続けるのはその信念を貫き通す為であり、それには生きている必要があるのだと思いますが、『死ねない』という思いが自分に対する強い執着となって現れているように感じられます。
今は平穏な暮らしを望んでいるようですが、自分に執着があるのなら生きる目的はあり、やはり何かを待っているような気がしますね…