カイドウは絶対悪だったのか？｜カイドウは絶対悪だったのか？
カイドウは絶対悪だったのか？
カイドウは自分の行いが多くの人に不幸と悲しみを与えることを理解していながら、それを最後までやり通したわけですが、自分の行いを正当化したり、逆に悪だとも言っていないんですよね…
カイドウは自分の野望を『善悪』という概念では見ておらず、単に自分がそうしたいからというに過ぎなかったんじゃないかと思います。
強いて言えば、自分の行いによって不幸と悲しみを感じる者達は弱いからそうなるのであって、それは自分が悪いのではなく弱い者の自己責任…アドラー心理学にもつながるような思考回路をカイドウは持っていたのでしょう…
ティーチも同じ考えを持っているようですが、この世には善悪などは存在せず、勝者が善であり正義、敗者は『悪』というあまりにシンプルで、ある意味非常に人間らしいとも言える考えをカイドウは持っていた…
ルフィもカイドウを『悪』だと断じているような雰囲気はなく、単に自分の友達を苦しめているから倒したという感じであり、やはり四皇級海賊達は『善悪』を超越したような思考回路で動いているように感じられます。
カイドウは人道的に見れば完全に絶対悪と言えると思いますが、理屈で考えたなら悪とは言えない存在だったと思います。
カイドウの生き様もルフィの精神に何らかの影響を与えているように思いますね…
最後までお読み頂き、誠に有難うございました！
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