どう考えても世界政府が消し去った王国と思想|真の世界政府設立、統一国家という思想?
真の世界政府設立、統一国家という思想?
20の王国は世界政府を作った…
おそらくそれまでは国家間戦争が頻発しているような戦乱の時代がずっと続いていたんじゃないかと思います。
しかし、世界政府を作った事により問題を話し合いで解決できる事は増えたでしょうし、加盟国また非加盟国に対しては加盟国が共有する海軍という強力な武力が戦争の抑止力になっているでしょうから、少なくとも今は世界政府ができる以前よりも平和にはなっているでしょう…
また、革命軍も世界政府を敵として活動しているわけではない…
問題は、世界政府の上に20の王族の子孫である天竜人という理不尽な支配者が存在する事ですよね…
自分達以外の全てを奴隷として見ていない支配者がいる世界は真に平和で幸福な世界とは言えない…
しかし、おそらく『ある王国』も世界政府のような巨大な組織を作るような事を考えていたのではないかと思います。
それは今の天竜人達のような支配者を作らない真の世界政府とも呼ぶべき理想的なものだったんじゃないかとも思います。
全ての国家が平等にルールに従い、『ある王国』が持っていただろう科学力によって資源やエネルギーを共有し、困っている国があればみんなで助けるというような…
しかし、そうなると今まで好き勝手に自分の国を支配してきた王族達は自由にやれなくなる可能性が高くなり、非常に迷惑…
なら、そんな世界政府には入らねばいいのでしょうが、やはり『ある王国』は非常に強い力を持っていたのでしょう…20の王国は不本意ながらも従わねばならない状況だったが彼らは強力な後ろ盾を得て『ある王国』と戦う力を持ち、逆に『ある王国』の全てを奪い取って自分達が支配者となる事を考えた…
今の世界政府は『ある王国』が考えていたものを捻じ曲げたような自分達が支配しやすい為に世界政府という枠の中に世界を押し込める為のものであるように思います。
『ある王国』はもしかしたら、世界政府というよりは世界を一つの巨大な王国にしようとしていたりした可能性もあるでしょうが、それは諸国を尊重しない事にもなりますから、そちらの選は薄いかと思います。
また、その思想の根底にあるのは全ての種族を合わせた『人類』は全て対等な存在であり、また奴隷を作らないというような『平等』という概念だったんじゃないでしょうか?