ズニーシャがモモの助を信じる理由|二人で一人?運命共同体?疑わぬ理由
二人で一人?運命共同体?疑わぬ理由
ズニーシャは象ですが、人間らしい人格を持っていますから人間として考え、モモの助とは『二人』と一括りにさせて頂きますが、二人が先程書かせて頂いたような運命共同体ならば、ズニーシャがモモの助の判断に疑念は抱かず従うとキッパリ、アッサリと受け入れて従った理由にも合点がいくような気がしますね…
ズニーシャはモモの助を疑わないと言う事から、ズニーシャはモモの助を『己の心』としているのではないかと思うんですよね…
もちろん、ズニーシャ個人にも心がありますから、色々な事を感じ考えていると思いますが、巨大な力を持つ自分が意のままに動いた結果、800年前に何らかの罪を犯してしまう事となり、それ以来、ズニーシャは背中で暮らすミンク族達が『ズニーシャに意志があるとは考えもしなかった』と言うくらいに意志のないような存在として、ただ歩く事しかできなかった…
ズニーシャ自身がそうしたのか、誰かにそう言う戒律を与えられたのかわからないですが、甲塚は、おでん様さえズニーシャとは会話していないのですから、モモの助はやはり特別な存在であり、ズニーシャは800年間モモの助が生まれてくるのを待っていたのではないかと思えます。
また、おそらく800年前にもモモの助のようにズニーシャと会話できるものがおり、ズニーシャはその人物を裏切ってしまったのではないかと思います。
もしかしたら、その人物がズニーシャに戒律を与えたのかも知れない…
ズニーシャにとって、自分と会話できる人間は自分の制御装置であり、その人物の意志に従う事で彼が望んでいる形で世界と関わり、何らかの役割を果たす事ができるのではないでしょうか?