ドラゴンのセリフは空白の100年の真相｜淘汰されるべきもの
淘汰されるべきもの
世界政府設立は、人間にとっての理想郷を作ろうというのが発端だったかも知れないですが、その人間というのは先程も書かせて頂いた貴族や富裕層や才能ある者達をさし、ONE PIECE世界には『奴隷』という概念が当たり前のように存在している事からも、世界政府が作ってきた世界は、自由平等とは程遠い、権力者達の為の世界だと言えるでしょう…
しかし、今の天竜人や天竜人と同じくような地上の貴族を倒したとしても、少し形が変わるくらいで権力者がすげ変わるだけとなり、時の流れの中で、また同じ事が繰り返されていくだけでしょう…
ONE PIECE世界から淘汰されるべきものは人間や他の種族を含める人類のような世界を形成しているような存在ではなく、奴隷や支配というような『概念』なんじゃないかと思います。
ONE PIECEの物語を見るに、奴隷や支配という概念で世界を歪ませているのは人間であるように思えます。
だったら人間が悪くて人間が滅べば話は早いとなりますが、どんな種族が滅ぼうとも、奴隷と支配というような概念がなくならない事には、それは永遠に世界を歪ませる事になり、同じ事は繰り返されるだけで大きな変革があったとしても、それは本質的には何も変わっていないのかも知れない…
理想論みたいな話ですが、ONE PIECEという物語の中で人間の悪意そのものだとも言える奴隷や支配という概念を変えるような方法が表現される事を望み、甲塚はそれを楽しみにしています！
最後までお読み頂き、誠に有難うございました！
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