マルコが白ひげから聞いた神の国|歴史に関わる伝説
歴史に関わる伝説
甲塚は、白ひげが神の国の伝説の真偽を確かめたいと思っていたのだとしたら、それは、神が実在するなら今のような世界になったのは神の意思だというのか、という疑問の答えを求める意味もあったんじゃないかと思います。
天竜人達は神を名乗り、思うままに振る舞い民衆を苦しめたりしているわけですが、本当の神だと思っていたわけではないですし、本当の神がいるなら、神を名乗る暴虐の輩がのさばるのを許しているのはおかしいだろうと…
白ひげは自分の目で見たり触れたり、または信頼できると思うものしか信じないというようなリアリスト的な性格だったんじゃないかと思うのですが、その伝説を密かに信じていたからこそ、酔えば口癖のように語り始めたんじゃないかと思います。
神に対する疑問や憤りみたいな感情もひっくるめて、その真偽を確かめたいという思いはなんとなく感じるのですが、マルコが発火する種族の伝説を思い出し、それから神の国の伝説を思い出していますから、やはり発火する種族であるルナーリア族は神の国の住人であり、クイーンが言っていたように、かつては神と呼ばれていた種族…
甲塚はどんな環境でも生存可能だというルナーリア族が滅んだ理由は疫病だったんじゃないかと思っているのですが、おそらく白ひげが語っていた伝説にはルナーリア族がどんな種族であり、何故滅びたというのかが物語のように語られているんじゃないかと思います。
また、おそらくその伝説には月の文明の存在も語られているんじゃないかとも思えるのですが、白ひげが語った伝説はONE PIECE世界の歴史にとって、かなり重要なものなんじゃないかと思います。
月ちゃん文明の存在は、今はエネルしか知らないような状態ですが、それに繋がる情報はおそらくラフテルに残されていたロジャー達が知った情報の中と、白ひげが語った伝説の中、またゴッドバレー島にしかなかったんじゃないかと思うのですが、その伝説を知るマルコはこれから何かそれについて動きを見せたりするのでしょうか?