太陽の神ニカはどんな神格｜破壊と創造の神
破壊と創造の神
五老星のセリフからするに『太陽の神ニカ』という呼び名は民衆がそう呼んだだけのものであり、ニカは本来は『太陽神』ではないかも知れないという可能性も考えられるのではないかと思います。
先程書かせて頂きました大自在天や他化自在天は複雑な存在ですからバッチリと当てはまるわけではないですが、ニカに関する『自由』と『空想』というワードは『煩悩から解放されて自由を得て何でも思うさいのままになし得る』という『自在』の意味合いが強いように思えます。
甲塚はONE PIECE世界の人々は天竜人という自分達を奴隷とする神がいるという状況を変える術を見出せず目をふせて背けているというな仏教でいうところの『無明』の只中にあるのではないかと思っていますが、それを打破する力がニカの『自由』ではないかと思います。
『自由』はおそらく『自在』に通じており、ニカはおそらく、その力によって奴隷達を解放し、笑わせたのではないかと思います。
その姿を人々が『太陽』のようだと感じてニカを『太陽の神』と呼んだのではないかと思います。
また、甲塚は『ニカ』と名前も『にかっ』という笑顔から来たものではないかとも思えると過去記事に書かせて頂いていますが、今のルフィを見るとなんだか的を射ているような気もします。
また、ニカはおそらく太古の時代にそれまでの世界の在り方が変わるような変革をもたらしたのではないかと思いますが、先程も書かせて頂きましたように、世界の変革とは古い世界を破壊し、新しい世界を作るということになりますから、やはりニカは太陽神というよりは破壊と創造の神であり、ONE PIECE世界における現実世界のシヴァみたいな神だったりするんじゃないかなぁと思えます！
