カイドウ三度目勝利もルフィの首を斬らない理由|ルフィという『男』を認めたから?
ルフィという『男』を認めたから?
カイドウはおでん様の処刑の際には笑って酒を飲んだりしていましたが、おでん様が釜茹での刑に一時間耐え抜いた後には表情が変わり、約束を破っておでん様を射殺はしたものの、その直前には黒炭ひぐらしの横槍を詫びていました…
カイドウ自身、あれには釈然としていないという想いはありながらも、敵として、また自分の野望の為にはおでん様は邪魔であり殺さねばならない事を詫びると同時に、光月おでんという『男』を本物の豪傑だと認めたが故に詫びたのだと思います。
それもあり、止めは自分の手でさすのが礼儀であると射殺したのだと思いますが、おそらく遺体もカイドウが丁重に葬っているのではないかと思います。
オロチに渡せば、どういう風に扱われていたかわからないですし、カイドウならそうしており、もしかすると、おでん城にあった墓以外にカイドウが立てた墓があったりするかも知れません…
人間らしい心があるなら、自分が認めた人間の遺体を辱めたりする事は気が咎めるはずで、いかに希望を奪いとる為とは言えどもやりたくないと思うはず…
カイドウがルフィの首をとらなかったのは、ルフィにもう二度と立ち上がれないと確信できる致命的ダメージを与えたという手応えを感じたと共に、カイドウがルフィを認めたと明言していた事が理由だと思います。
カイドウはルフィの覚悟と強さをその身体で感じ、本物の男として認めたからこそ、その遺体を辱めるような事はできなかった…
カイドウなりの武士道であり、仁義だったんじゃないかと思いますが、それがジョイボーイの帰還に繋がってしまうわけですね…