ルナーリア族とジョイボーイの関係|解放者にして仲介者
解放者にして仲介者
リンリンは『世界中のあらゆる種族が同じ目線で食卓を囲める世界』というマザー・カルメルの思想の実現を目指していましたが、その思想はカルメルの人間性から中身の無いものだったように感じられ、、また、リンリンがそれを曲解していた為に非常に歪なものでしたが、それは、誰もがそうなればいいなと思えるような理想ですよね…
また、それが実現するなら、そこには『神』さえ含まれていても良いはずです。
ジョイボーイは、もしかしたらルナーリア族と関わり、彼らの想いを知り、それを受け止めて『神』さえも人類と共に生きる存在として受け止めた一切の差別、迫害が無い世界を実現しようとしていたのかも?
キングことアルベルは自分にしか世界は変えられないと断言し、実際にそれを可能と思わせる強さを持つカイドウをジョイボーイだと思っていたようですが、ジョイボーイだと思っていたという事は、ルナーリア族にもいつかジョイボーイが帰還するという伝説が語り継がれていた可能性は高いでしょう。
過去記事にも書かせて頂いていますが、ルナーリア族もジョイボーイと『約束』していた可能性は高いでしょう。
しかし、アルベルはそれを『伝説』としか捉えておらず、実際にジョイボーイが帰還するとは信じていなかった…
だから、カイドウについていったキッカケはジョイボーイだと思ったからだったようですが、カイドウがジョイボーイが目指した世界とは違う世界を作ろうとしていると理解しても、おそらくは復讐心やどんな世界でも今の世界よりはいいというような思い、また、カイドウの強さに惚れ込んで忠誠を誓っていたのではないかと思えます。
しかし、ジョイボーイが目指した世界が全ての種族が共存できる世界なのであるなら、ジョイボーイはもしかしたら、歴史上初めて世界の秘密を解き明かした男だったのではないでしょうか?