カイドウがヤマトとワノ国に拘る理由｜親子の情
親子の情
人間が欲しいものを手に入れ、それをずっと自分の手元に置いておきたいと思うなら、それを保管したり守って行かねばならないわけですが、その手放したくないものが領土やナワバリであったりするなら、自分は誰よりも強くなくてはならない…
カイドウはヤマトに対して、守りたいものがあるならしっかり守れなんて事も言っていましたが、あれは軽口や冗談ではなく、カイドウの59年の人生と40年以上だろう海賊生活から学んだ事でありそうな気がします。
またそれは、欲しいものがあるのなら、自分で勝ち取れ、掴み取れという意味でもありそうな気がします。
また、その中で敵対する者かいたなら、例え親兄弟であろうとも容赦なく叩き潰せという事も感じます。
それがカイドウの人生哲学みたいなものなんだろうと思います。
自分の望みを叶えたいのであれば、倫理観さえ捨て去らねばならない時も人生にはあったりするかも知れない…
カイドウの今までの人生は、そういう壮絶なものであっただろう事も容易に想像でき、それがないとヤマトに対してもワノ国に対しても、まさに鬼といえるような苛烈な支配はできないだろうと思えます。
ヤマトもそういう覚悟を持ってカイドウに挑んでいるだろうとは感じますが、甲塚にはそれでもカイドウとヤマトは『親子』であると感じられます…！
二人が和解する事は最早ありえないでしょうが、それでも尚、たった二人の血の繋がりからくる愛情は消しようがないものではないかと思いますね…
カイドウが倒されたならヤマトは海に出て行くでしょうが、二人がどんな別れ方をするのか、非常に興味深いです！
最後までお読み頂き、誠に有難うございました！
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