ロックスがロジャーとガープに敗れた理由|『D』の意思を知る男
『D』の意思を知る男
甲塚は、ロックスは『D』の意味を知り、それが彼の野望の源になっていたんじゃないかと思っていますが、彼はゴール・D・ロジャー、モンキー・D・ガープという共に『D』を名に持つ男達に倒されていますね…
『D』は『神の天敵』と古くから恐れられていたようですが、『神』とはおそらく、その時代の権力者であり人間を支配する支配者を意味しているように思えます。
火災のキングのルナーリア族も、かつては『神』と呼ばれていたようですから、おそらくは人間を支配する立場にある存在だったんじゃないかと思え、そうだとしたなら、彼らを滅ぼしたのは『Dの一族』である可能性が高いでしょう。
ロックスはそういう歴史に踏まえ『D』として『神』である天竜人を倒し、自分が新たな『神』になろうとしたのかも知れない…
しかし、おそらくそれは『Dの意思』に反するような事だったんじゃないかと思います。
『Dの意思』は、おそらく『支配』とは対極の存在であり、人間が『自由』を求める心そのものであり、『解放』の力を持つものなんじゃないかと思います。
ロックスはおそらく、自由と解放の為に戦っていたなら、ゴッドバレー島で敗れる事なく、目的を果たして天竜人達を権力の座から引き摺り下ろし、歴史を変えた『英雄』になっていたかも知れない…
しかし、ロックスは『Dの意思』に反する『支配』する側になろうとした事により運命に見放されたんじゃないかと思うんですよね…
ONE PIECE世界で、本当に神と呼べるのは、そういう『意思を持つ運命』みたいな存在なんじゃないかと甲塚は思っています!
ロックスは一度は『運命』によって自由と解放の英雄に選ばれながらも、『支配』を望んだ為に滅んだ…?