カン十郎生存と黒炭家の謎|月がつかない理由
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この記事ではワンピース1030話の考察として、カン十郎生存と黒炭家の謎についてを、
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以上の項目に沿ってご紹介しております。
カン十郎生存と黒炭家の謎|火前坊について
カン十郎生存で黒炭家の謎は明らかになるのか?〜月がつかない理由は?〜
ONE PIECE第1030話では、黒炭カン十郎がまだ生きており、オロチの命令で火前坊を生み出して鬼ヶ島を吹き飛ばすつもりみたいですが、黒炭家にはまだまだ謎が残されていますよね…
今回は火前坊とそれについて色々と書かせて頂きます!
火前坊について
カン十郎は第1030話にて最後の力を振り絞り『火前坊』という妖怪を絵に書いて出現させました。
ナンバーズ達くらいの巨大な体に触れるだけで燃えてしまうと恐ろしいものですが、それには実体が無いようで、幽霊のように壁をすり抜けて移動でき、触れられるのにすり抜けるという不可解な存在です。
この『火前坊』はオリジナルのものではなく、有名な鳥山石燕の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』にも紹介されている妖怪です。
それによると、平安時代頃に貴族達の亡骸が葬られる土地として知られていた烏部山に現れる炎と煙に包まれた僧侶の姿で現れるものだそうです。
烏部山は貴族達の亡骸が葬られていたという事で、後の時代の僧侶達が焚死往生を願って自らに火を放って命を絶つという事が相次ぎ、その中にはこの世に未練を残していた者もいただろうというような考えから生まれた妖怪じゃないかなと思いますが、黒炭家の怨念の形として考えたら非常にマッチしたものであるように思え、カン十郎は自分の舞台の締めくくりに相応しいものを生み出したという感がありますが、やはり黒炭家の怨念は想像以上に強いようです。
今回はそんな黒炭家について、改めて色々と考えてみたいと思います。