ONEPIECE921話以降の展開予想タイヨウの思想について|ワノ国の開国と世界
繋がるタイヨウと繋げる者達
ペドロの海賊団は『ノックス海賊団』。
『ノックス』とは、ラテン語で『夜』を指す言葉で、作中でもその意味に言及されていました。
また、魚人海賊団は現在『タイヨウの海賊団』を名乗っています。
ONE PIECEの物語で『太陽』が大きな意味を持つ存在である事は想像に難くありません。
甲塚は別記事でも度々触れていますが、ONE PIECE世界が現在、『夜』または『夜明け前』とも形容されるような、本来あるべき状態にない事もまた、想像に難くありません。
『太陽』は、『世界』を平等に照らす存在であり、誰もそれを自由にはできません。
『太陽』は『自由と平等』を象徴するような存在と言えるでしょう。
また、それはONE PIECEの物語で意味深に描かれる『月』にも同じ事が言えるでしょう。
しかし、月にはかつて文明が栄えていた事が明らかになっており、その文明が地球に飛来している事も、明らかになっているので、太陽と月は同じ扱いにはできません。
やはり、太陽にはプラスのイメージが、月にはマイナスなイメージが浮かんでしまいますね。
ONE PIECEには、物語の根幹となる『ワンピース』つまり『ひとつなぎの大秘宝』が存在します。
この『つなぎ』というワードは、『繋げる』という意味である事はかなり昔からそうであると言われており、
『何と何を繋ぐのか?』
という事が大きな謎として、今も様々に言われています。
しかし、920話ではそのヒントとなるような事がおでん様の武勇伝の中に組み込まれていました。
『郷を繋ぎ、人を繋ぐ』
錦えもんが、無法地帯九里を希望の土地に変えた、おでん様の行動をそう表現したセリフです。
ここにきて、ONE PIECEの物語で初めて『繋ぐ』というワードが象徴的に使われた重要なセリフであると、甲塚には思えます。
また、過去から時間の旅を続けてきた、おでん様の奥方トキ様が、おでん様を、
『終着点』
と表現していた事も、これに関係すると思います。
『終着点』と呼ぶからには、トキ様はおでん様のような人物と『繋がる』事を目的に旅をしてきたはずです。
過去と現在が繋がり、それをまた未来に繋げていくという行動は、歴史をつむぎ続ける人間の至って自然な行動とも言えます。
しかし、ONE PIECE世界には海や人種差別、空白の100年という『分断』が存在しています。
ワノ国とミンク族を『繋げる』ものが、共通する一つの秘密や使命であり、また、両者が共に知るであろう何者かが残した予言の成就…
総合して考えると…
まあ、これは甲塚の妄想ですが…
全てはやはり『ジョイボーイ』の存在に帰結するのではないか?
かつて『繋げる者』として存在したジョイボーイが魚人島のポーネグリフの謝罪文にあるように、やろうとしていた事が何らかの理由で出来なくなった。
しかし、数百年の後に自分に変わる存在が現れるとある予言とともに、『何か』を残した。
その『何か』とは、無論『ひとつなぎの大秘宝』。
ワノ国とミンク族には『ひとつなぎの大秘宝』に関わる重大な秘密が伝えられており、それを『敵』から守るべく自ら世界から隔絶する道を選んだ。
また、ワノ国の『開国』とそれに関係するであろう『思想』も、世界に向かって発信される可能性も考えられます。
かつてオハラが研究の末に辿り着いたという『巨大な王国』とその『思想』の存在と『繋がる』可能性も高いですね…
その予言を成就し、夜から朝へと『繋げる』のが『世界を夜明けに導く者達』であり、光月家とミンク族はそれに導かれる事を望み、待ち続けてきたのでは?
おそらく、おでん様も『繋げる者』であり『世界を夜明けに導く者』であったのだと思いますが、レイリー曰くロジャー達がそうであったように、その存在が時期として早すぎたのかも知れない…
『世界を夜明けに導く』
そのためには、何か条件が整う必要があるのかも知れませんね…
また、『ジョイボーイ』という存在こそが、ONE PIECE世界にとっての『タイヨウ』となる存在である、というイメージも、甲塚のなかでは膨らむ一方なんですよね…
ワノ国の開国と世界
これは別記事で詳しく書いていますが、甲塚は日本が幕末を経て明治維新により近代国家に生まれ変わったように、ワノ国も開国によって近代国家への道を歩むのではないかと考えています。
現在、ONE PIECE世界は王制国家が圧倒的多数で、現在まで民主制の国家を見た覚えがありません。
王制というのは、良くも悪くも、どうしても支配する者とされる者という関係が生まれるものです。
たとえ、民に慕われる国王が善政を敷いたとしても、その王が他界し、次の王が暴君であれば、民衆は悪政に苦しむ可能性が高い。
王制は、支配者の性格が色濃く反映される制度なんですよね。
しかし、民主制であっても苛烈な独裁者が現れたなら、それまで安寧に暮らしてきた民衆の生活は一変したりもします。
要は、民衆が『支配者』を必要としないくらい強く賢くなる必要があるわけです。
かつてオハラが辿り着いた『ある思想』。
クローバー博士はその『思想』が広まるのを世界政府が恐れていると考察し、五老星に対しその考察を突きつけましたが、五老星はどう見ても図星をつかれたようなリアクションしてを見せていました。
世界政府が最も恐れているのが、この『思想』の存在と、それが広まる事だと思われます。
タイヨウは、全てを平等に照らし、誰にも自由にできないし、その存在を否定できない普遍的な存在です。
それは、生きとし生ける者全てにとっての『真実』とも言えるでしょう。
よって、その『思想』は『タイヨウ』の存在を思想化したようなものであるようにも感じられるので、それがどんな思想かはわかりませんが、甲塚は
『タイヨウの思想』
と呼ぶ事にします。
甲塚は光月家の家紋の中に組み込まれている太陽のようなマークが、その『タイヨウの思想』を現しているのではないかとも考えています。
光月家がジョイボーイからその思想を受け継ぎ、それをポーネグリフに刻み、代々一子相伝で守り抜いてきた、とも考えられます。
ワノ国の開国…
それが『タイヨウの思想』を世に広め、世界を支配を続ける天竜人から、民衆の手に取り戻すだろう『巨大な戦い』に『繋がる』事になるのかも知れない…
甲塚にはそう思えます。
まとめ
色々と妄想を書き連ねてきましたが、ワノ国が世界にとって重要な国だというのは間違いないかと思います。
解放が目的ではなく、真の目的が開国であるという描き方も、ワノ国編が重要であるという証明にもなるかと…
今後、ワノ国編でジョイボーイやワンピースについての情報が一部明かされそうな気がしますが、それにより、物語は更に広がり、更に謎が深まる可能性もありますね。
今後の展開を楽しみにしたいと思います!
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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