ONEPIECEエピソードオブ空島を見ての感想と考察|神への拘り
神への拘り
今回、改めて空島編を見直して思ったのが、
何故、空島の人間は神に拘るのか?
です。
青海では国家元首は王であり、天竜人以外はあまり神という言葉を使いません。
しかし、空島の権力者は『神』を名乗り、民衆も権力者を『神』と認識しているようです。
これは単に権力者の呼び方の問題ではなく、空島の文化的に、
『支配=神』
という図式が成り立っているのかも知れません。
これは『神』のもとでは、人間は平等であり、等しく神から守られているか、支配されることが自然であるという意識が大昔からあったとも考えられます。
空島自体、自然に誕生したものであるとは考えにくく、大昔に何者かによって創られた世界であるように思えてなりません。
空島の神は、代替わりしてきたようですが、それは神が不老不死とかではない証拠と言えます。
よって、空島では神は永遠の存在ではなく、人間と同じく死を免れない存在であると認識されているはずです。
空島の民はエネルが月で発掘した壁画の中の登場人物の一人の姿に酷似していますが、あの壁画の空島の民に酷似している登場人物が、空島の創造主であり、初代の神なのかも知れません。
空島の民は月の文明の末裔だということは最早通説化していますが、今回エピソードオブ空島を見て、その説が非常に説得力があるなあと感じましたね。