始祖ユミルとミカサの関係|ミカサは始祖ユミルの理想
ミカサは始祖ユミルの理想
ミカサは、エレンに命を救われ、マフラーを巻いてもらってから、ひたすらエレンの為に生きてきました。
出会ってからエレンが死ぬまでのミカサの人生は全てエレンに捧げたと言って過言ではないでしょう…
ミカサはエレンから解放されたいとか、自由になりたいとか思ったり感じた事など、一度も、一秒たりともないでしょう。
始祖ユミルは、愛の苦しみから解き放たれるための答えを探していた、その答えがミカサだった…
ミカサと始祖ユミルには、重なるところが多く見られますね…
ミカサにとってのエレンが、始祖ユミルにとってのフリッツ王だったんじゃないかと思います。
また、エレンが突き放された時に感じた痛みと悲しみは、フリッツ王をかばって重傷を負った始祖ユミルにフリッツ王はお前はそれくらいでは死なない『立て』と言われた時の感情に非常によく似ているんじゃないかと思います。
愛する人からの辛辣な言動は他人からのものとは悲しみや痛みの度合いが全く別次元ですからね…
また、ミカサは最後に自分のその手で、愛してやまないエレンの息の根を止めた…
それこそが、エレンに対する深い愛情の現れで、ミカサはエレンが望むままの事を彼にしてあげたのだと思います。
エレンが自分の死を望んでいたのではなく、アルミンやミカサ、仲間達を守り自由に生きる為の道を作りたいというエレンの願いをそのまま叶えてあげたという事ですね…
それこそが、ユミルが求めていた『愛』というものの答えだったのではないか?
その答えを知り、納得し、始祖ユミルは心残りがなくなり、有機生物の起源と共に、どこか人間にはわからないところに消えていったのではないでしょうか?
ミカサはエレンにマフラーを巻いてもらったから、生きてこられた、マフラーを巻いてくれてありがとうとエレンに言っていましたが、それこそが始祖ユミルが求めていたもの…
ミカサは始祖ユミルの答え、理想そのものだったと言えるかもしれません…