黒鉄のヴァルハリアン2話ネタバレ!鉄二郎ミズガルズの民との出会い|ミズガルズの民
ミズガルズの民
フリストは落ち窪んだ場所に降りようとするが、声をかけてけるものがいた。
フリストよりもさらに幼い額に角が生えた褐色の肌の子供達…
声をかけたのはマハという名前みたいですが、フリストは彼らは仲間じゃなく自分の家族だと説明する。
鉄二郎はフリストについて地下に降りたようです。
地下には子供達の一族が暮らしているようで、その長老である老婆がこの世界についての説明をはじめる…
『太古、この土地には自然と共存するミズガルズ人しかいなかった…
しかしある時、神が降臨し、ミズガルズ人が崇める世界樹を中心に『ヴァルハラ』をつくった
ミズガルズは神々の戦争に備え戦力となる死戦士を鍛え収容する場所として選ばれてしまったのだ…
最初に召喚されたは『はじまりの死戦士』が人々を束ね、神とワルキューレからの使命に従い260年鍛錬に勤しんでいたが、それがミズガルズの最後の兵親な時代となった…
その平和を終わらせたのが40年前の上級ワルキューレから『カーラ』の出現!
ローマという国に死戦士団を召喚したカーラは世界樹を独占し、ミズガルズ人の民族浄化を決行した…
それが今、鉄二郎がいる世界なのだと説明する。
鉄二郎は片方ながら翼を持つフリストと頭に角が生えた彼らを見て、また今までの経験も踏まえて、最早その話を信じるしかない…
鉄二郎は衣服の施しを受けた事に感謝を述べるが、彼ら鬼なのかと考えてしまう。
長老はそれを見透かすが、鉄二郎は子供と老人しかいないのが気になると誤魔化す。
まあ、それも嘘ではないでしょうが…
長老は女は連れ去られ、男は殺されたのだという。
敵は不死の存在であり、どんなになろうとも夜になれば必ず蘇り抗いようがない…
今はこうして唯一残された先祖英霊を祀る墓地に隠れ住むしかないのだと…
しかし鉄二郎は尋ねる。
ここは冥土で死者が集まる世界なんだろう?
なんでアンタ達は死ねるんだ?
長老は死者は其方達『死戦士』のみで、死戦士は魂となって別世界…つまりここミズガルズに召喚されてきた存在であり、自分達とは違うのだと説明する。
しかし、別世界といわれても鉄二郎はピンと来ない…
死戦士と戦えるのは死戦士のみ…
だからフリストはカーラが占拠している世界樹に忍びこんだ…
死戦士を召喚できる唯一の場所が世界樹らしいですが、という事は、フリストは家族の為に命懸けで相馬鉄二郎を召喚した事になりますね…
長老はフリストは同じワルキューレであるカーラの悪行が許せないが為の無茶なのか、ミズガルズ人への恩返しの為の無茶なのかと呟きますが、フリストは子供達に鉄二郎の強さを伝えて諦めるのはまだ早いと元気付けようとする…
鉄二郎はその様子を見ながら自分は用心棒の為に連れて来られたのかと理解しますが、鉄二郎に食べ物を持ってきたマハは自分達の事は気にしないでくれという。
自分達は生き残ったみんなで暮らしていければそれでいい。
自分達よりフリストを守ってあげて欲しいという。
フリストは弱いのに一人で全部背負おうとするので…と。
鉄二郎はそれを聞いて武丸を思い出す…
武丸と狩りに出た際、まだ幼く病弱な武丸はまだ弓も引けず、鉄二郎は無理をするなと諭しますが、武丸は悪党になった輩が
百姓から食料を略奪しているという状況の中、せめて自分は狩りだけでもできるようになってみんなの役に立ちたい。
明日にでめ…今すぐにでも…
そんな事を思い出すと尚更還らねばならない。
恩を受けた身で心苦しいが、ここにはいられないと…
武丸は何も持っていなくても人に与えてしまう…
だから、独りにはできないと…
鉄二郎は本当に心苦しく思うでしょうが、親として、また亡き妻との約束もあり、自分が一番守らねばならないのは息子なんだという思いでいっぱいなんでしょう。
長老は生き還りを望むか、と呟く。
鉄二郎は自分が目覚めた場所から戻れるのかと尋ねますが、やはり現世と繋がるのカーラの占領下にある砦の中であるといい、また、長老はカーラに敵とみなされた不死者は自分達以上の地獄を味わう事になると警告するが、鉄二郎はそれでも、こちらから乗り込むしかないのかと判断します。
しかし、そこに突然現れるローマ死戦士団!
そのリーダーらしきスキンヘッドは乗り込む必要などない、お前はカーラ様に気に入られたようだからな、と鉄二郎に話しかける。
フリストは何故ここがわかったのかと驚き、怯えるみんなの前に盾のようになり庇う姿勢をとりますが、おそらく、そのカーラというワルキューレの力で墓場の場所が割れたんでしょう!
片翼程度に召されたものが自分達の同胞を斬り伏せるのは面白い…
ワルキューレは翼の枚数によって力が違うような雰囲気ですね。
また、召喚できる戦士の質もその力によって差があるようです。
またスキンヘッドは世界樹を支配下に置くカーラにつけば、貴様の望みなど易いものだとうう。
しかし、ヴァルハラの楽園を知れば生き返りの考えなど吹き飛んでしまうだろうといいます。
北欧神話でも召喚された戦士達は毎日の鍛錬を労う為に歓待を受けるようですからね。
鉄二郎はコイツらと行けば、自分は生き返る事ができるのかと感じますが、フリストはカーラ達は私利私欲の集団だから絶対に信じてはいけないととめまずが…
スキンヘッドの無理強いはしないが、断る理由など探す方が難しかろうというセリフに鉄二郎の心は動かされる…