鬼滅の刃の我妻善逸についての考察|眠ると居合の達人!
眠ると居合の達人!
善逸は、ストレスが頂点に達すると、発作的に寝てしまいます。
死にたくない人間が、死の淵で眠ってしまうという矛盾…
しかも…
眠ると雷の呼吸を操り、一瞬にかける居合抜きの達人に変貌します!
おそらく夢遊病のような状態にあるのでしょうが、これは無意識下での行動であり、無意識下で動くという事は、善逸は寝ているあいだも無意識に呼吸を続けていられるように、育手から手ほどきを受けた闘術がそれほど身についているという事とも考えられます。
また、無意識下で出来るという事は、起きている時は意識が邪魔して出来ないと思い込んでいるからだと推測されます。
しかし、無意識下での行動という事は、本来そうであるという事にもなります。
善逸はこの状態になると、一切の迷いがなくなり、ただ目の前の敵を倒すという事に集中しているように見えますな。
甲塚思うに、善逸には、いずれ己の生命よりも大切なものを、独力で守り通さねばならない状況に立たされ、一人の男として意識を保ったまま強さを見せねばならない時が必ずやってくると思います。
それは恐怖に打ち勝つという形ではなく、恐怖を乗りこなす、みたいな感じになるのではないか?
また、善逸は人の心の声さえ察知する超人的に優れた聴覚を持っていますが、善逸が一番聞かねばならないのが、自分の心の深淵にある本当の自分の声ではないかと、甲塚には思えます。