鬼滅の刃鬼滅の刃一巻の内容と感想と解説|狭霧山へ
狭霧山へ
家族の弔いを済ませた炭治郎は、冨岡義勇の言葉通りに禰豆子を連れて狭霧山へと向かいます。
途中、禰豆子がある程度身体の大きさを変えられる能力がある事を確認し、禰豆子を太陽から守る為に村で手に入れた籠に禰豆子を潜らせて、それを背負って移動する事にしました。
夜…
お堂で一夜を明かそうとする炭治郎でしたが、そこから血の臭いが…
炭治郎が目にしたのは、食事中の人食い鬼達の姿…
禰豆子はやはり鬼の本能かヨダレを堪えきれないようです。
鬼を連れた人間に少し混乱する鬼達でしたが、無論、遅いかかってきます!
しかし…
禰豆子はどうやら、普通の鬼ではないようで、この程度の鬼とは比較にならない戦闘能力を持っているようです。
一撃で鬼の首を蹴り飛ばしてしまうあたりから、それが伺えますな。
炭治郎は首だけになっても生きている鬼の生命力に戦慄を覚えながらも、トドメを刺さなければまた人間を襲うと考えて実行しようとしますが…
突然現れた天狗面の人物に、そんなものでトドメはさせないと言われてしまいます。
鱗滝左近次
天狗面の人物こそが鱗滝左近次その人でした。
炭治郎はトドメを刺す方法を尋ねますが、鱗滝は自分で考えろと突き放します。
鱗滝はどうやら鬼狩りを育成する立場の人間であるようですが、鬼狩りに携わる人物はシビアな人物が多いようです。
それはやはり、人食い鬼という異形の怪物と命の取り合いを繰り返す中で自然とそういう人格が形成されていくのでしょう。
油断や甘えは、死に直結するのだから…
炭治郎は言われた通り自分で考えた結果、頭を完全に潰す事でトドメをさせると結論づけてそれを行おうとしますが、その残酷な方法により鬼は苦しむだろうとなかなか実行できません。
鱗滝は無言で見守りますが、炭治郎のその優しさは鬼狩りには向かない、無理だと考えます。
結局、炭治郎は朝になるまで実行出来ず、鬼は太陽の光によってチリになってしまうのでした…