鬼滅の刃204話以降の不死川実弥は?|禰豆子が救いになった
禰豆子が救いになった
実弥は一番大切であり、絶対に生きて人並みの幸せなを掴ませてやりたかった玄弥を死なせてしまった…
失った家族へ向けるべき愛情…いや、自分を愛する分の愛情さえも全て玄弥に注ぎ込んでいたとも思えますので、その喪失感は想像を絶するでしょうな…
また、もう怒りをぶつけるべき敵も存在しない…
実弥のような不器用な人間が、それをどう感じているのか…?
産屋敷家からの労いの言葉は実弥は素直に嬉しかったでしょう。
しかし、実弥には何やら空虚な気配が感じられました。
抜け殻のような…
実弥は炭治郎の元へも見舞いにいきますが、そこで禰豆子が幼い頃に玄弥がよく口にしていた事と同じ事を言った時、実弥の目には光が戻りました。
弟は死なせてしまったが、禰豆子は生きている…
今から幸せになるだろうこの子が元気に生きている…
自分がやってきた事にはちゃんと意味があったじゃないか…
実弥はそう思えたんじゃないですかね…
この子が…いや炭治郎達も含めて、玄弥が大切にしていた仲間が玄弥の分まで幸せに生きてくれたら、それでいいじゃないか!
いや、玄弥が生かしてくれた自分もしっかり幸せにならなきゃいけない!
禰豆子の屈託のない笑顔が実弥に救いをもたらしたと甲塚は思います。