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怪談実話短編集|一人の団体さん

怪談実話短編 オカルトは甲塚にものを言わせろ!
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怪談実話短編集|甲塚誓ノ介体験談シリーズ

怪談実話短編

怪談実話短編集についてこの記事をご覧いただきありがとうございます。

いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。

この記事では、甲塚誓ノ介体験談シリーズとして怖い話、怪談話の中から甲塚が実際に体験した話を

  • 怪談実話短編集|異音に目が覚める
  • 怪談実話短編集|深夜の住宅街
  • 怪談実話短編集|金縛りとは違う霊的圧迫感

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

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怪談実話短編集|異音に目が覚める

怪談実話短編

 

怪談実話短編集|甲塚誓ノ介体験談シリーズ『一人の団体さん』

これはねぇ、今から4年くらい前の私の体験談です。

これはねぇ、私的にかなり恐かったんで、よぉく覚えてるんです、はい…

季節はジメジメと暑くなり始めた6月下旬…

私、暑がりの汗っかきなんで、この時期からエアコンつけたりしちゃうんですが、その日の夜、寝る前に、まだ我慢しなきゃな~とエアコンつけずに寝る事にした。

でも、気温自体はそうでもないんですけど、やっぱりジメジメとして暑っ苦しいんですよね。

で、ちょっとだけエアコンつける事にした。

ピッとリモコンのボタンを押してしばらくすると、サーと涼しい風が出てきて、ようやく眠くなってくる。

温度は28度にして、タイマーはね、2時間に設定しましたよ。

で、ウツラウツラし始めて最後に携帯で時間を見たのが夜中の1時くらいだったと思います。

異音に目が覚める

私、イビキをかく方みたいなので、たぶんガーガーとアヒルみたいに鳴いてたんじゃないかと思いますが、急にね、バッと目が覚めた。

一瞬でもう、完全に覚醒しました。

こんなことがある時はね、決まって変な体験しちゃうんです、私…

嫌だな~、また何か出てくんのかな~、おっかねぇな~

何て思ってるとね…

バタン!

と、ドアが勢いよく開く音がする。

バタン!

と思ったらすぐにドアが閉まる。

かなりの勢いでドアを開け締めしてる。

えっ?ウチの玄関のドアか?

と思うくらい近くに聞こえるですけどね、もしウチの玄関のドアなら勢いよく開け締めしたら、その衝撃が響いてくるはずなんだ…

でもね、聞こえるのは

バタン!バタン!

ていう、音だけ。

怪談実話短編集|深夜の住宅街

怪談実話短編

で、私の実家は一戸建てが立ち並んでる住宅街でね。

夜中に人が出入りするのは稀で夜なんて静かなもんですよ…

だから、夜中にそんな音が聞こえてくるのも珍しい。

まあ、夜中に家に帰ってくる事なんて誰にでもある事なんで、気に止めない事にしました。

でもね…

バタン!バタン!

バタン!バタン!

バタン!バタン!

鳴り止まない。

一定の間隔で開けたり閉めたりし続けてるんですよね…

音もやっぱり近く感じる…

おいおい、何かおかしいぞ~おかしいぞ~

と思ってたら、

ゾォン!!

って、悪寒が走って、何か全身が重くなった。

怪談実話短編集|金縛りとは違う霊的圧迫感

怪談実話短編集

金縛りとは違う、動こうと思えば動けたかも知れないんですが、何か動かない方がいいような気がしたんです。

また、その音にも気づいてないフリを決め込んだ方がいい…

何か、私の中のもう一人の私がそう言ってるような気がしてね…

私、そのまま目を瞑ってひたすら寝たフリをしました。

しばらくすると、何か胸のあたりが苦しくなってきた…

『霊圧』って言うんですかね…見えもしない何か得体の知れないモノが近寄ってきてて、それから発っせられている『気』みたいなものに気圧されてる感じがする…

ドアを開け締めする音も鳴り止まない…

これ…ヤバイやつだ…

何かね、その時はそう思いました。

私、ひたすら寝たフリしてましたよ。

すると、その霊圧が重くなっていく感じがして、非常に気分が悪くなってきた…

来んな~、来んなよ~

もう必死でそう祈ってましたね。

しかし…

『あっ…』

と思ったら、その霊圧の主が私の部屋の中にいました…

見えません…見えるわけないんです、目を瞑ってるんですから…

でも、何でか見える…

そいつの姿が脳裏に浮かぶように見えるんです。

映像が頭の中に浮かんでくる感覚です。

そいつはね、かろうじて人の形を保ってはいるけど、まるで影そのもので、一人に見えるんだけども、何か大勢の人間がヒソヒソ呟いてるのが、そいつから聞こえてくる…

日本語なのか英語なのか、何かよくわからない言葉でヒソヒソ呟いてるのがハッキリと聞こえる…

それにね、全く動いてるように見えないのに、そいつ、部屋の中をゆっくりと移動してるんだ…

もう、気分が悪くて気分が悪くて…

早く通り過ぎてくれ!

そう祈るしかできません。

しばらくすると、そいつの姿は見えなくなったというか、感じなくなりました。

そういえば、ドアの開け締めの音もそいつが通り過ぎたら聞こえなくなってましたね…

全く訳がわからないヤツでしたが、消える時はあっさりしてましたね…

私の持論なんですがね、人の形を保っているのに人かどうかわからないタイプの霊はヤバイです。

一人に見えるのに複数の気配を感じるのもヤバイと思います。

結局、そいつの正体なんて分かるわけありませんが、そいつから感じたのは明らかな『悪意』でしたね…

元は一体だった何らかの怨念に囚われた霊が、複数の霊を取り込みながら、ただ悪意を撒き散らしながら移動している…

そんな感じがしました。

私、ちょいちょい変なモノを見てきましたが、これが一番嫌な体験でしたねぇ…

この記事でのご紹介は以上になります。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。

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