怪談グランプリ2019結果と感想に考察|2019チャンピオンは早瀬康広氏!
山本浩之氏VS竹内義和氏
最終対決は元関西テレビ、現在はフリーアナウンサーの山本浩之氏と2015年チャンピオンの竹内義和氏!
アンチオカルト派だという山本氏がどんな怪談をどんな風に語るのかに興味が湧きましたね!
山本浩之氏
『最後の伝言』
所謂送り人を生業とする男性が死期が近づいた身寄りのない老婆から自宅の処理や死後の葬儀などを任せられた際の怪異譚。
大平洋戦争に兵隊として送り出した息子の死後婚を望む老婆の残した手紙がそこはかとなく涙を誘いますな。
山本氏は怪談の語りはあまり経験がないとおもいますが、事実をありのまま正確に伝えるのがアナウンサーの仕事であると甲塚は存じます。
それは怪談と通じるものがあるとおもいます。
竹内義和氏
『ベランダを走る男』
マンションの9階に住み竹内氏の母上が、ベランダを走る若い男の姿を度々目撃していたが、それは幻ではなく、自殺したという近くの工務店の若い従業員の死の様子を見たのだろうという内容の話。
竹内氏の体験談と言える内容で、非常にリアル。
しかし、終盤話が少し走り気味になったのが残念に感じましたね。
しかし、三木住職と同じく場馴れしたさすがの安定感を感じましたね!
結果は2対3と接戦で竹内氏の勝利となりました!
2019チャンピオンは早瀬康広氏!
最終的には歴代チャンピオンチームの圧勝となり、2019チャンピオンは『幸せのおまじない』を語った早瀬康広氏が選ばれました!
今回の早瀬氏の話はかなり嫌な話です…
数十年前に岡山に実在していらしたある霊能者の方が絡む話で…
早瀬氏がそれを口にした時にワイプの中で稲川大先生がニヤリとしていらして甲塚もピンときたのですが、この霊能者の方、おそらく稲川大先生の『岡山の霊能者』という話に登場する霊能者の方と同一人物であるとおもいます。
早瀬氏の話が終わった後に稲川大先生がその霊能者の方と知り合いであると語っていらしたので間違いないと思うのですが…
それを踏まえて話の内容です。
その霊能者の方は無償で霊視や除霊を行い、多くの人を救ったので先生と呼ばれていた。
その先生がある日、十名程の人を集めた。
先生は大病を患い余命幾ばくもないという状況の中、今日集まってくれたみんなの今後が心配なので、幸せのおまじないを教えておくから、それを必ず一日一度唱えるようにと一枚のお札と呪文を教える。
その集まった人の中に早瀬氏の母上もいらっしゃったとか…
しかし、母上話何やら気が進まずにそのおまじないを一切行わなかったらしいです。
そして一ヶ月後…
また同じメンバーが集められ、母上はおまじないをやらなかったことを謝罪するつもりでその場に集ったそうですが…
先生は、メンバーにこう言ったそうです。
みんな、おまじないはやったかな?
やったんなら、みんな近々死ぬ事になる。
何故なら、それは自分に呪いをかけるためのまじないであるから。
何故そんなことをやったのかと言うと、自分は病気になり大金が必要になりお金を貸してもらえないかとその場に集った人間にお願いしたが、みんなは自分をペテン師扱いした。
あまりにも酷すぎるために、それが許せずにやったという事だった…
そのあと、先生は亡くなったが、他のメンバーの生死は不明、しかし早瀬氏の母上は今も元気であられるという内容…
甲塚、先生はそんなことをしていないと考察します。
あくまで勘なんですが、すごい力を持った霊能者は人間の本性がどんなものであるかを必ず理解しているはずです。
一人の人間が多くの人間に慈愛を与えたからと言って、それを同じように慈愛で返さないといけないと、それが悪だと決めつける事もナンセンスです。
自分が行った無償の行為への答えが裏切り行為だったとしても、それが人を殺めてよい理由にはなりません!
この話が事実であるなら、甲塚はおそらく、人生を考え治させる為のキツイ…というかキツ過ぎたかもしれないお灸だったんでは。
とも感じます。
非常に嫌な話ですが、実際には行われていないと甲塚は信じたいとおもいます!
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!