【怪談話考察】くねくねの正体|くねくねは水の神様?怨霊?
くねくねは水の神様?怨霊?
大昔には水田の神や川の神に生贄を差し出すような儀式が行われていましたが、文明が発達し、国が法律を作り、そんな儀式は禁じられ、徐々に忘れられ、失われてきましたが、もし、水田の神や川の神が実在するものなら、信仰が失われ、人間の記憶から消えても、今も存在し続けているという可能性は十分にあるでしょう。
もしかしたら、くねくねは元々はそういう神のような存在だったのかも知れない、と甲塚は思います。
大昔は近しい存在だった神と人ですが、一人の人間が成長して親から巣だっていくように、人間は神から離れ距離は遠くなった…
故に、現実の距離ではなく霊的な距離が遠くなり、人間の目にはくねくねの姿は何だかぼやけて不明瞭に映るのではないか?
また、霊的な物事に関心のない人には全く見えもしないのではないでしょうか?
霊的なものを信じていたり、または生まれつき霊感が鋭い人だと、見えてしまうような存在…
もしかしたら、くねくねは生贄という儀式により人間達と繋がっていた故に確固たる神格を持ち得ていたが、その繋がりが弱くなったために神格がぼんやりしている…
人間からの信仰を失い零落した水の神、それがくねくねの正体かも?