樹海村のあらすじと感想|感想と考察
感想と考察
まず、主人公の天沢姉妹ですが、パンフの表紙からも伝わるように、ホラーゲームの傑作『零』シリーズの第二作『紅い蝶』の主人公である天倉姉妹をモデルにしていると思われます。
同作も地図から失われた、あるはずのない村が舞台になっています。
ホラーファンなら必ず大満足のゲームですよ!
また、清水監督らしく裏設定も作り込んでおられるような雰囲気で、DVD化された時なんかで説明あったりするのかな?
小説版やコミック版もあるみたいですから、そちらで説明されていたりするのかな?
本作の恐怖の対象になっているのは、『コトリバコ』という呪物ですが…
これはネット怪談によると、おそらく『蠱毒』という呪法でもって作られた、酷い迫害を受ける地域の自衛のための武器だったものだといいます…
本作での『コトリバコ』は違う意味で使用されているようですが、本作の樹海には昭和近くまで続いていた残酷な風習の犠牲になった浮かばれない魂が彷徨っていて、それがコトリバコと深い関係にあります…
全ては人間の業…
その因果応報…
しかし、それでは納得できぬ罪なき者達に不幸が降りかかる理不尽さ!
甲塚は本作を観て、世の中には触れてはならない、気付かぬ方がよい事が存在する。
故意であろうがなかろうが、そんな禁忌に触れてしまえば日常は突然、非日常に変わりうるのだ、と思わされました。
幽霊とか呪いではなくても、世の中に禁忌は存在します。
できれば、穏やかな一生を送りたいと思いますね!
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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