名言も多いギレンザビの才能や思想の考察|連邦内にも影響
天才の思想は連邦内にも影響
後に連邦軍内にジャミトフ・ハイマンを中心とする『ティターンズ』という組織が誕生するが、この組織はアースノイド至上主義の思想であったが、思想自体はギレンの思想と似ていた。
おそらくジャミトフはギレンの思想に影響を受けていたものと思われるが、彼らのような極端な思想は影響力、伝播力が強く、短期間で大きな力を持つに至るが、最期には結局融和的な勢力との戦いに敗れるという結末を迎える。
これは、憎み合いながらも互いに依存関係にあるアースノイドとスペースノイドの関係が変えようのないものだとも言えるが、依存関係は時に倦怠期を迎えて関係が悪化し、抗争に発展する事がある。
ギレンやジャミトフの思想は、その際に行動を起こす者達の格好の大義名分として機能する事になる。
これは、現実世界でも度々見受けられる人類の特性の一つなのかも知れない。
まとめ
ギレン・ザビは後に神格化と呼ぶに大袈裟ではないほどの崇拝者を多数産んでいるが、社会に対して不満を抱く者達にはこの上なく魅力的な思想なのであろう。
しかし、世界は力づくでは絶対に変える事は出来ない。
ギレンは天才でありながら、だの『ニュータイプ論』だけは理解できていなかったのではなかろうか?
いや、理解はしていても、信じることができなかったと言えるかも知れない。
今回、ギレンの思想について考察するにあたり、人類は『互いに争う』という種としての存続に関わる特性を乗り越え、その宿命自体を変革する事ではじめて未来への存続が可能であろうと、私には感じらました。
この記事でのご紹介は以上になります。
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