ガンダムジオン・ズム・ダイクンの死因や思考の考察｜『ジオニズム』とは？
『ジオニズム』とは？
ダイクンの思想『ジオニズム』とは、先述の『エレズム』と『コントリズム』を統合し、更に『ニュータイプ論』を付与した思想の事である。
『エレズム』とは、人類は全て宇宙生活者となり、故郷である地球は聖地として保護するべきものである、という思想。
『コントリズム』とは、スペースノイドは経済的・政治的に地球連邦政府に依存しない自活が可能であり、地球連邦政府と対等な立場での自治権を持つべきである、という思想。
この二つの思想だけではスペースノイド、アースノイドの対立を煽り、将来抗争に発展するだろう事には明白である。
ゆえに、そこには融和論的要素も必要不可欠だとダイクンは考えたのだろう。
エレズムとコントリズムを統合したものにダイクンが付け加えたのが『ニュータイプ論』である。
『ニュータイプ論』は、人間は宇宙生活により更なる進化を遂げ、お互いを深いレベルで理解し合え、戦争を必要としない新人類『ニュータイプ』が現れる、というもの。
これら3つの思想を統合したものが『ジオニズム』である。
この『ニュータイプ論』が付け加えられたのは、『機動戦士ガンダムUC』において、地球連邦政府創設時に宇宙世紀憲章第15条から削除された『ラプラスの箱』と呼ばれる『将来、宇宙に適応した新人類の発生が認められた場合には、その者達を優先的に地球連邦政府運営に参画させるものとする』という条文を、何らかの形でダイクンが知っていた可能性も考えられる。
【下記３はニュータイプ＝インターネット世代？について】
