【シンエヴァンゲリオン考察】ゲンドウとユイ|ユイさんはどうしたかったのか?
ユイさんはどうしたかったのか?
甲塚はユイさんはそれこそ自分からマイナス宇宙に行ったんじゃないかと思うのですが、誰もやった事がないような事をよくやったなあと思いますね。
しかも、頼りない旦那と可愛い息子を残して…
ユイさんなら、自分が居なくなったらゲンドウがどうなるかくらいはわかりそうなもんですけどね…
結局は、碇家が世界をあれこれといじくりまわした挙げ句、最後には元に戻ったみたいな話になってしまったように思いますが、元々人類がそのまま存在し続けるのは不可能な運命だったのを、最終的にユイさんがその業を全て引き受けて、元に戻れるようにしてくれた…
ユイさんは、旦那の不始末の尻拭いをする事になるのも、全て考えてのダイレクトエントリーだったわけですね…
ユイさんは、そこまでゲンドウ君を愛してくれていたと言えるんじゃないか?
全部わかっていたんですね。
しかし、何故マリがイスカリオテのマリアとしてユイさんの計画に協力していたのか…
それも気になりますが、やっぱり漫画版のマリのユイさんに対する気持ちからなんでしょうか?
最後には、全ての人間が誰かを愛したり気にかけたり、そんな相補性で世界は成り立っているのだというメッセージを感じましたが、人間は生きている限りは主観的にしか生きられない生物だと思いますから、人が人としていきれば当然苦しみを感じざるを得ない。
時にはマイナス宇宙に逝ってしまいたいと思うような辛い事があろうとも、しっかり生きていきたい…
落ち込む事はあるけれど、私は元気ですといえる、あの魔女の娘のようにシンジ君は生きていくんでしょうか?
そうなることがユイさんの、またゲンドウ君の本当の望みだったのかも知れないとも思います。
ゲンドウ君も、やっぱり親でしたしね…
最後までお読み頂き、誠に有難うございました!
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