ベルセルク373話ネタバレ!|クシャーン襲来
クシャーン襲来
一方、未だ船倉に引き篭もる傷心のガッツ…
おそらく、気力が衰えている事により、これまで蓄積された肉体的なダメージも反動として現れ、心身共に酷い苦痛に晒されているのでしょう…
ドラゴンころしを前方に投げ出したまま立ち上がる事すらままならない様子ですが、ドラゴンころしから異様な気配を感じてそれを見やると…
ドラゴンころしから、あの闇の獣が湧き出てきます…
あの獣がドラゴン殺しの意思みたいなものであるのは察せられましたが、明確にドラゴンころしから出てくるようなシーンが描かれたのは初めてではないでしょうか?
自分を見てクククと嘲笑う獣にガッツは伏したまま殺意を向けますが…
獣は全て分かっている、力が欲しいのだろうと問いかけてきます。
ガッツは動かぬ身体を無理矢理に動かして、ドラゴンころしを握って立ち上がり獣に振りおろすのですが…!
ドラゴンころしは空を斬り、獣を斬り払う事は出来ない!
それは、スケリグ島でグリフィスに斬りかかった時と同じであり、更にはガッツがグリフィスと初めて刃を交えたかつてのあの日と同じ…
圧倒的強者…
捉える事すら出来ない圧倒的に格上の存在を再び感じたガッツは嘔吐して倒れてしまいます!
おそらく意識を失ってしまったのではないかと思いますが、獣はそのガッツに自分を拒めはしない…
その烙印が、その身がある限り拒めはしない…
その身、血、軋む骨の音、苦痛、魂すら、お前の一切全てを自分に委ねたなら、さすれば…
獣はそう言っていますが、この一連の流れから、かつて髑髏の騎士も言っていたように、霧か霞のように斬れないグリフィスを斬る事も可能だという事が示唆されているのだと思います。
つまり、ガッツが自分自身を供物として捧げる事で何者かに生まれ変わるという事だったりする…
しかし、それはもう人間ではなくなる事は明白ですよね…
一方、儀式が行われている最中、シーホース号はいきなり、何の前触れもなく襲撃を受けます!
船内に入り込んだ襲撃者達は煙幕を使って混乱させてきますが、その侵入者達は明らかに血に飢えた雰囲気のクシャーン兵士!
グリフィス麾下のクシャーンがファルコニアから刺客として送られてきたのか、或いは人間にとって生きづらくなった今の世界でもグリフィスに従う事を選ばず逞しく海賊みたいな事をやっているような連中なのか、またはバーキラカに関係する連中なのか全く分からないですが、彼らは船内にいる人々に襲いかかります!
また、グリフィスからガッツを殺せと指示されたか、あるいは単なる略奪の為かもわからないですが、クシャーン兵達はガッツがいる船倉に踏み込みます…
ガッツが正気を取り戻せは一瞬でカタがつくでしょうが、彼は立ち上がる事ができるのでしょうか?
次項では次回以降の展開予想を書かせて頂きます!