ベルセルク35巻で現れたファルコニアについての考察|理想世界
理想世界
理想世界とはどんな世界でしょうか?
人々が平等で幸福、争いのない世界が理想世界だと言えるでしょう。
身分制度がゆるく、人々はその適性から適した職について満足を得、人種差別や人間同士などの争いがないファルコニアはまさに理想世界だと言えるでしょう。
しかも、それを治めるのが現人神である『光の鷹グリフィス』。
どう考えても非の打ち所がなく、まさにグリフィスをそのまま都市化したような都です。
しかし、この都はかつて覇王ガイゼリックが打ち立てたミッドランドがそのまま現れたようにも言われています。
ミッドランドは現在、王都ウインダムの地下に眠っているはずなので、別物だと言えますが、その末路はどうなのでしょうか?
ファルコニアの末路
ファルコニアが人々の願望が生み出した都だとすれば、それは人々の精神により形を変えるかも知れません。
我々の現実世界において有名な伝説で『ソドムとゴモラの物語』があります。
ソドムとゴモラという二つの都市は大変栄えましたが、いつの頃からか悪徳がはびこり、最後には神の怒りに触れ、一夜にして滅ぼされました。
ソドムとゴモラのとて、最初から悪徳はびこる都市ではなかったはずですが、徐々に悪徳がはびこっていったと考えると、かつてのミッドランド、そしてファルコニアも同様の末路に至る可能性は高いと言えるでしょう。
人間の心は常に揺れ動くものであり、一瞬一瞬で変化していくものです。
それがファルコニアに悪徳をはびこらせ、滅亡に導く事も十分に考えられます。
おそらく、何らかの形でグリフィスが失われた場合、ファルコニアはグリフィスと共に消滅する可能性もあります。
妄想全開考察
一つの可能性としての妄想です。
ファルコニアの絶対の支配者として君臨していたグリフィスですが、ファルコニアには次第に悪徳がはびこり、人々の心はすさんでいきます。
その中でグリフィスの正体を知る者達が現れ、反対勢力が生まれます。
ファルコニア内部で紛争が起こりますが、そこにガッツやリッケルトの勢力も参戦し、その中でガッツとグリフィスの最終決戦が繰り広げられる。
その末にグリフィスは破れますが、そこでグリフィスのベヘリットが発動。
グリフィスはファルコニアにいる全ての人間を捧げる事により再転生のチャンスが到来しますが、彼は再び『捧げる』選択をするのか…?
なんて展開も考えられますね。
ベルセルクにしては、ちょっとチープですかね?(笑)
ともあれ、グリフィスとファルコニアは存在として連動しているように思えますので、どちらかが無くなれば消え去る運命にあるのではないかと、私は考えます。
まとめ
さてさて、まだまだ先の見えないベルセルクの展開ですが、第40巻ではキャスカの復活もあるでしょうし、楽しみは尽きませんね。
これからもじっくり腰を据えてお付き合いしていきたいと思います(笑)
この記事でのご紹介は以上になります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
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