ワンピース、進撃の巨人、東京喰種に見える共通点｜大ヒット作を生み出す秘訣は？

ワンピース、進撃の巨人、東京喰種に見える共通点についてこの記事をご覧いただきましてありがとうございます。

いい芝居してますね！サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。

この記事では今現在、日本の誇る人気漫画、ワンピース、進撃の巨人、東京喰種がヒットした要因とも思えるある共通する点に気づいた甲塚の考察から

以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。

ワンピース、進撃の巨人、東京喰種に見える共通点｜世界には隠された秘密がある

ワンピース、進撃の巨人、東京喰種…

世界的に大ヒットしているこれらの作品を読んでいて、私はある共通点に着目しました。

それはおそらく、現在全世界の人間が深層意識で持っている感情を刺激するものだと思われます。

今回はそれについて書かせて頂きます。

上にあげたワンピース、進撃の巨人、東京喰種の共通点として、

『世界には隠された秘密があり、それゆえに人類は抑圧されている』

が見られます。

ワンピースは『空白の100年』、進撃の巨人はもうかなり明かされていますが『壁』と『巨人』の存在、東京喰種は『喰種』と人間の関係について…

これらはその秘密を知る一部の人間によって世界は動かされ、大勢の人間はそれにより抑圧されていたり、不幸の連鎖の中にあったりと、一般的に云われる『陰謀論』をもとにストーリーが作られているように見えます。

現実世界でも秘密結社による陰謀論が都市伝説として噂されたりしています。

私が思うに、これらの事に人間が興味をそそられるのは、現在の社会の方向性が間違ったものであるとする人間が本能的に感じる思いがあるのだと思われます。

しかし、それを変革する術など誰にもわからない。

そういう思いが、ルフィに、エレンに、カネキという世界の謎に挑み、幸福を掴みとろうとする主人公達に感情移入できる要因になっているように思うのです。

私は、漫画は文学であると思っています。

古今、文学作品は社会に影響を与え、また、社会を変革するリーダーの精神性にも影響を与えてきました。

私はアラフォー世代で、キン肉マンや北斗の拳、聖闘士星矢などをリアルタイムで読んできましたが、それらは私の精神性に確実に影響を与えています。

もう完全におっさんですが、未だに落ち込んだ時や追い込まれた時には漫画の名ゼリフなんかが頭をよぎり、奮い立ったりします。

こんな人、私だけじゃないと思います（笑）

良い影響だけでなく、悪い影響もあるかも知れませんが、漫画には、そういう影響力があり、それは社会を変革し得る力になり得るとも思います。

人間は、例え超人的な能力を持っていたとしても、一人では大事を成せないものです。

優れた能力や魅力的な人間は他人を引きつけ、何らかの勢力の中心にはなりますが、あくまで中心にあるだけであって、一人でできる事はたかが知れています。

三作品の主人公は優れた能力と魅力を持っていますが、個人ではそんなに大きな事をなしてはいません。

三作品は、それを赤裸々に描いているという共通点があります。

私にとってこれは、利己主義を否定するものであって、協力し、分かち合える人間達が最後に勝利するという、利他主義、全体主義が勝るというメッセージであると思えます。

その時代のヒット作は、人間の深層意識にある迷いや不安を象徴しているようにも思えます。

今、この時代にヒットしている三作品は、今の人間の深層意識にある願望を形にしたものだとも思います。

これらの漫画がよい影響を与え、社会をよい方向へ導いてくれたなら、素晴らしい事だと思いますね！

三作品はまだ完結していませんが、全てハッピーエンドで終わってくれる事を切に願います。

この記事でのご紹介は以上になります。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました！