太陽系の惑星の数は変化している|再び9つに戻る日も!?
太陽系の惑星の数は変化しているについてこの記事をご覧いただきありがとうございます。
いい芝居してますね!サイト管理人の甲塚誓ノ介でございます。
この記事では太陽系の惑星の数についてを
- 太陽系の惑星の数は変化している|ひとつ減ってしまった
- 太陽系の惑星の数は変化している|小惑星エリスの発見により
- 太陽系の惑星の数は変化している|新たな第9惑星が見つかった?
以上の項目に沿ってご紹介させて頂きます。
太陽系の惑星の数は変化している|ひとつ減ってしまった
惑星がひとつ減ってしまった?
水金地火木土天海冥と私たちは最近まで、太陽系の惑星をこうして覚えてきました。
途中、軌道の関係で海王星と冥王星の順番が入れ替わったりはしましたが、それでも【太陽系の惑星は9つ】という認識は変わりませんでした。
ところが2006年8月、国際天文学連合の総会において、冥王星が惑星から【準惑星】へと分類されることになりました。
いわば惑星から準惑星へと降格?されてしまったのです。
降格と言っても、地球に居る我々が勝手に冥王星を惑星として、その後また勝手に準惑星としただけで当の冥王星には痛くもかゆくもないでしょうし、『勝手にしてくれ』という感じでしょうが・・・。
どうして冥王星は惑星とは呼べなくなってしまったのでしょう?
冥王星は1930年の発見当初より、軌道要素などが他の惑星よりも際立って異なるユニークな惑星とされてきていました。
太陽系からもっもと遠くに位置し、最初のうちはもっと大きな惑星だと考えられていたのです。
しかし実際は地球の衛星である月よりも小さな天体であることがわかったのです。
その小さすぎる様子から、惑星として扱うべきかどうか疑問視する声が少しづつ出始めたのでした。
太陽系の惑星の数は変化している|小惑星エリスの発見により
小惑星エリスの発見により
1990年代になって『エッジワース・カイバーベルト』と呼ばれる太陽系外縁部(海王星の軌道より外側の領域)で比較的大きな天体が次々と発見されだします。
すると、天体としては月よりも小さな冥王星に対して「冥王星を惑星のカテゴリーから外すべきだ」という声が大きくなっていきました。
まあ、冥王星に口がありしゃべれるのなら、冥王星「勝手に発見して、勝手に惑星とやらに数えといて今度は勝手に惑星やないと何を騒いでるねん」とでもツッコまれそうですが、そんな声が上がる中、2005年についに冥王星よりも大きい【小惑星エリス】が発見されたことで、ついに冥王星は惑星としての地位を保てなくなり(冥王星自身は保ちたくもなかったでしょうが)太陽系外縁天体に含まれる、準惑星として分類されるようになったのです。
太陽系の惑星の数は変化している|新たな第9惑星が見つかった?
新たな第9惑星が見つかった?
16世紀から、17世紀にかけて【地動説】が広く認識されていた頃、太陽系の惑星は、水星、金星、地球、火星、木星、土星の6つしかありませんでした。
17世紀から20世紀にかけて、観測技術の発展により天王星と海王星が発見され、太陽系内の惑星と認められます。
1930年には冥王星が発見され、9番目の惑星となりましたが前項でもお話したように、今はもう惑星ではなくなってしまいました。
しかし2016年1月、アメリカ・カリフォルニア大学の研究チームが、太陽系外縁部に未知の巨大惑星存在する可能性をシミュレーション結果から導きだしました。
実際に惑星が観測されれば、第9惑星として認められ、太陽系の惑星は再び9つになるかもしれませんね。
果たしてどのような名前の星になるのか非常に楽しみです。
この記事でのご紹介は以上になります。
最後まで記事をご覧いただきましてありがとうございました。
【その他の宇宙関連記事】
太陽嵐フレアが地球に及ぼす影響|プロミネンスやコロナなど優しい母の顔だけではなく
宇宙太陽について|実は猛スピードで動いているのをご存知でしょうか?