マジでヤバイ怪談話|甲塚的実話or創作怪談シリーズ
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この記事では甲塚的実話or創作怪談シリーズ第3話としてマジでヤバイ怪談話『アギョウサンサギョウゴ』について
- マジでヤバイ怪談話|『アギョウサンサギョウゴ』
- マジでヤバイ怪談話|結果発表
以上の項目についてご紹介させて頂きます。
マジでヤバイ怪談話|『アギョウサンサギョウゴ』
甲塚的実話or創作怪談シリーズ 第3話 『アギョウサンサギョウゴ』
Mさんの話。
Mさんは大阪で自営業を営む男性で、そのMさんが中学生の時の事。
今も変わらずそうですが、中学生ながら、この世に幽霊や妖怪なんているわけが無いという確信を持って生きていたそうです。
しかし、怪談話などを聞いたりするのは好きで、周りには怪談話が好きな友人が多かったそうです。
その日も、Mさんは友人達が話す怪談話に耳を傾けていました。
すると一人が、
『この話、マジでヤバイけど話してもええかな?』
と言いだしました。
マジでヤバイ、というワードに気がそそられたその場にいたメンバーは話せ話せと催促します。
かなり勿体ぶった後に、その一人は、
『オレは責任持たへんからな。みんな自分で頑張れよ。』
と警告してから話を始めました。
マジでヤバイ話内容
昔、結婚の約束をしていた一組のカップルがいました。
男性が女性の実家に挨拶に行った時です。
女性の両親は猛反対して、父親は男性を殴り飛ばしました。
その後、結婚を許してもらおうと何度も何度も女性の実家に通いますが、その度に殴られ、罵られて、結婚を許してもらえません。
悲観した二人は、駆け落ちします。
二人は駆け落ち先で二人だけで結婚してしばらく幸せに暮らしましていましたが、二人の居場所を探していた女性の両親に見つかり、女性は実家に連れ戻されてしまいました。
そして、女性が実家に連れ戻されてから、妊娠していた事が発覚します。
両親も子供ができては仕方ないと、男性との結婚を許す事にしましたが、時はすでに遅く、男性は行方不明になっていました。
女性は諦めずに男性の足取りを探していましたが、やがて男の子を出産しました。
女性は出産後も男性の行方を探していましたが、育児に追われる中、次第にその時間が無くなり、男性の事は時々思い出すくらいになっていきました。
子供が3歳の時、女性に縁談が持ち上がりました。
相手はかなり歳上ですが、優しい男性でした。
女性は子供の父親である男性に後ろめたい思いを抱えながらも、その男性と結婚する事にしました。
しかし、結婚式が間近になった頃、相手の男性が突然事故死してしまいます。
悲しみに打ちひしがれる中、その葬儀の最中に事件は起きます。
3歳の子供が、お焼香の時に突然暴れ始め、男性の位牌に香を投げつけると、とても子供のものとは思えない野太い男性の声で、女性に向かってこう言いました。
『裏切り者、裏切り者!』
『オレの事を忘れて自分だけ幸せになるつもりか!?馬鹿め!お前とその家族を幸せになんかしてやるもんか!』
女性はすぐに、その声が一度結婚したあの男性の声である事に気づきました。
その後、子供は意識を失い、昏睡状態になってしまいました。
あの男性はどこかで亡くなっており、これはあの男性の呪いのせいであろうと、女性と両親は子供を救う為に色んな霊能者や宗教に頼りますが、
『とても手に負えません』
とたらい回しにされるばかり。
しかし、大金を積んで高名な霊能者に視てもらった時に、
『確かにこれはその男性の呪いです。あなた方は大変な業を背負ってしまいましたね…
正直なところ、この私にも手に負えないほど念が強すぎます。
それに、この男性はどこで学んだのか、あなた方御家族に強力な呪術を施しています。
このままではあなた方御家族は全滅してしまうでしょう…』
と言われてしまいます。
ですが、霊能者はこう続けました。
『アギョウサンサギョウゴ…』
『これは、今、私の頭の中に浮かんできた言葉です。しかし、私にはこの言葉の意味がわかりません…私も調べてみますが、もしかしたら、この言葉の意味がわかれば万が一にでもあなた方は救われるかも知れません…』
女性と両親はそれからその言葉の意味を調べますが、全くわかりません。
そうするうちに、母親が病死、父親は事故死してしまいます。
霊能者からも有力な情報は得られません。
女性は全てに悲観し、昏睡状態の息子を残して自殺してしまいました。
その息子さんは、今も昏睡状態が続いているそうです。
これが
『アギョウサンサギョウゴ』
にまつわる話ですが、話はこれで終わりません。
あの男性の呪術は力が強すぎて、この話を聞いた人間にもその呪いが降りかかります。
この話を聞いた人間もあの言葉の意味を解きあかせないと、女性とその家族と同じ運命を辿る事になります。
これ以上犠牲者を増やさない為にも、どうか諦めずに、この言葉の意味を解きあかして下さい。
友人はそこまで話終えると、
『オレは解きあかしたから大丈夫やけどな…これは自分の力で解きあかさんと意味が無いらしい。どうか頑張って意味を解きあかしてくれ!』
と言ったそうです。
マジでヤバイ怪談話|結果発表
結果発表
今回の、
『アギョウサンサギョウゴ』
『実話』か、『創作』か…?
正解は、
『創作』です!
元ネタはあるんですがね(笑)
この元ネタを私に話してくれたMさんは幽霊などを信じない人なんですが、友人の話力がすごすぎて一応必死で調べたそうですが全く意味がわかりませんでした。
一瞬間くらい経った時に、友人が爆笑しながら教えてくれたこの言葉の意味が
『あ行3、さ行5』
というもの。
あ行の3番目は『う』、さ行の5番目は『そ』。
つまり『う』『そ』、『うそ』となります。
自己責任系のかなりヤバイ怪談と思わせて、その実、ただの遊びという、小・中学校で流行る創作怪談が元ネタです。
この手の話は語り手の技量によってかなり結果が変わってきます。
技量が無かったら途中でばれたりするんですよね(笑)
あなたは途中でわかりましたか?
最後までわかりませんでしたか?
この記事での怪談話のご紹介は以上となります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
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