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ムロツヨシさん主演『コールドスリープ』の感想と考察|世にも奇妙な物語19秋の特別編

オカルトは甲塚にものを言わせろ!
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ムロツヨシさん主演『コールドスリープ』の感想と考察|コールドスリープ

コールドスリープ

ムロツヨシさん演じる男はIT界の風雲児と呼ばれ飛ぶ鳥を落とすような勢いの敏腕社長。
しかし私生活は妻と別れて一人息子との生活…
 
いずれ宇宙に行くことを夢に仕事に邁進していたが、現代医療では治療不可能な病に侵され、余命三カ月…
 
ムロ社長は治療法が確立されるまで部下に会社と息子を預けコールドスリープを受ける道を選択する。
 
しかし、ある日治療不可能が見つかっていないのに起こされてしまう。
 
理由は息子の婚約と両親顔合わせの為で、婚約相手は総務大臣の娘だという。
 
でかしたと顔合わせに臨み、つつがなく終了すると思いきや、息子はそれまで付き合っていた女性と切れていなかった。
 
婚約は破棄され、社長は再コールドスリープに入る前に総務大臣の娘とうまくやれと言い残す。
 
またある日ムロ社長は起こされるが、起こしたのはなんと婚約破棄に追い込んだ女性!
 
女性は息子と結婚して子供まで作っていた。
 
初孫である。
 
ムロ社長は苦笑いして抱くしかなかった。
 
また、息子は会社の不正で逮捕され裁判中。
 
ムロ社長は法廷で証言台に立つ。
 
また会社は信頼していた部下の裏切りにより回復不可能なほどに傾いていた。
 
ムロ社長は裏切った元部下に詰め寄ろうとするが病の発作が…
 
次にムロ社長を起こしたのは中年になった息子だった。
 
治療法は見つかったものの、まだ実用段階ではないという。
 
起こした理由は息子の誕生日であるからと言う。
 
ムロ社長は息子の自宅で誕生パーティーに参加するが住まいは粗末なアパート。
 
しかし、あの女性と成長した孫に会い、パーティーを楽しむ。
 
しかし、ムロ社長は息子が自分と同じ薬を服用している事を知り、自分と同じ歳になった息子が最後の別れの為に自分を起こしたことを看破し、息子にその事実を突きつける。
 
息子は何一つ親孝行できなかったと謝るが、ムロ社長はそんな事はないと言い切る。
 
自分が本当に欲しかったものを、息子はその手に掴んでそれを見せてくれた、それ以上の親孝行はないという事であろう。
 
また、ムロ社長は親より先に死ぬ事は許さないと、コールドスリープの権利を息子に譲るという。
 
ムロ社長は星となり宇宙から息子家族を見守っていく。
 
ようやく行きたかった宇宙にいけるのだと言い残すのだった…
 
 

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