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終末のワルキューレ47話ネタバレ!釈迦の過去|悟りは思春期の入り口だった!

終末のワルキューレ
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終末のワルキューレ47話ネタバレ!釈迦の過去|オレ、至る

 

オレ、至る



古代北インドの都市・カピラヴァストゥ…

史上最強の思春期はまだそれを迎える事になくそこにいた…

ゴータマ・シッダールタ…
後に仏陀と呼ばれる男は古代北インドの小国シャカ族の王子として生まれた。
カースト制度の支配者階級として生まれた彼におよそ無いものは無かった…

最高の衣…
最高の食事…
最高の住まい…
最高の教育…
また、王族としての才気も…

生まれながらにして、彼には足りないものは無かった…

父であるスッドーダナ王は今、立派に成長した息子を後継者として誇らしく思っているが、それはアシタ仙人の予言通りだったと…

アシタ仙人はシッダールタが生まれた日、神のお告げを受けて現れ、この子こそ人間として最上の人…いずれ世界の王となるだろうという予言を残していた…

神々に約束された最高の未来…

それまで釈迦は生まれながらに持っていた…

王はシャカ族は安泰であり、お前はいずれ世界の王になる運命なのだとシッダールタに微笑みかけ、シッダールタはその期待に応える事は当然だと思っていた…

ある日、シッダールタは貧しい民に食べ物を施した。

民は大いに喜び、シッダールタ様は何とお優しい心の持ち主なのかと口々に感謝し、尊ぶ。

最下層のスードラの民は地に伏して、ありがたやありがたやと感謝しますが…

シッダールタはスードラの民に対しても下馬し、そのように崇めるのはやめてくれ、民に幸福を与える事は王族のあるべき姿なのだからと、自ら手を差し伸べて民をいたわる。

シッダールタは天から与えられた運命を全て受け入れていた…

自由に対する漠然とした憧れをを感じ、運命に疑問を感じながら、それでも運命とはそう言うものであると受け入れていた…

そんな日々の中、シッダールタは古代北インドにあった六大国の一つマッラ国を訪問した。
遠い親戚にあたる5歳ほど年長の王の病の見舞いの為に…

シッダールタは病床にあるマッラ国の王をジャータカ兄と呼ぶ。
ジャータカはシッダールタの見舞いを喜び、周りが止めるのも聞かず、二人で散歩しようという。

二人きりになり、ジャータカはジャータカ兄と呼ぶのをやめろと言う。
シッダールタは笑いながら町で仲のよさそうな兄弟がそう呼びあっているのを見て、つい羨ましくなったと…
ジャータカは王族がする事ではないとたしなめるが、しかし、嬉しいともいう。
二人は何故かウマが合ったのだ。

ジャータカはシッダールタもいよいよ王になるのかといい、シッダールタは王となり民を幸福にするのが自分の運命だと口にすると、ジャータカは切ない表情を浮かべる。
シッダールタは励ますようにジャータカ兄は幸福だという。
マッラ国は豊かな大国であり、民も皆幸せそうに暮らしている…
王族として、こんな幸福はないとシッダールタは言う。

しかし、ジャータカは私が本当に幸福だと思うかと尋ねる…

ジャータカは、自分はもうすぐ死ぬと口にする。

良き王であるように民の幸福を与えて生きてきた…
大きな戦もなく、国は豊かに栄え、多くの人はジャータカは幸福な人生だったと言うだろう…

しかし、自分の人生は一体…

誰のものだったのだろうか?

と今、そう思う…

しかし今、自分が持つ物は全て…

自分で選んだものは何一つない、全て与えられた幸福だ…

民達が食べる炒った豆の味…
あの川の流れ着く先…
この空はどこまで広がっているのか…

自分は、何一つしらない…

シッダールタは何か言って励まそうとするが、ジャータカは笑って、死を前に弱気になっただけだと、果てを知らぬ空を眺めていた…


そして…

それからまもなく、本当にジャータカは逝ってしまった…

その葬儀に向かう途中、マッラ国の民がジャータカの死を嘆き悲しみ涙を流す様子を見て、シッダールタの家来が、ジャータカ王は幸福だったと口にする…

それがシッダールタの耳に…

いや、何か精神の根源的な部分深くにまで届いた…



シッダールタは突然、悟りを開いた!!
今、全ての答えがみえた!!

ジャータカと自分が求めた幸福とは何かと言う問いに、今答えがでたのだ!

今の釈迦というキャラクターが誕生したのは『兄』の死がキッカケだった!

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