終末のワルキューレ98話ネタバレ感想考察|原初神達の黄昏
原初神達の黄昏
遠い遠い昔…
ただ88柱の原初神が存在し、彼らが『世界』を創造し、天地と数多の神々が生まれた…
原初神とは、つまり真の世界の創造主達であり、どう考えても今存在している神々よりも強大な存在であるという事になるでしょうね…
その88柱の原初神達を統べる圧倒的な力を持つ4柱の原初神がいたそうです。
原初四至柱(ユグドラシル)と呼ばれる彼らは、まず原初の巨人ユミル、魔皇サタン、混沌の王カオス、そして、創造神オーディン!
あのオーディンが原初神の1柱だった!?
ゲルはそれに驚きますが、ジークフリートは何か答えを出すでもなく話を続けます。
原初神と神々が混在する世界でユグドラシルは原初神88柱以外に増えすぎた不完全な神々など不要だと判断し、ユグドラシルは原初神達に神々の虐殺を命じた様です。
88柱の原初神の中でユグドラシルに賛同したのは7柱のみであり、残りの77柱は神々を守る為にユグドラシル側に反旗を翻した様です。
11対77の戦いが始まった様ですが、その戦線が維持されていたようですから、11柱のユグドラシル側がどれだけ強大だったかわかりますが、その戦いはやがて大戦争へと発揮し、今も天界で神話として語り継がれる『原初神達の黄昏(ラグナロク)』が起こった様ですが、今天界で行われている人類の存続を賭けたラグナロクはこれを模したものであるというのは一目瞭然ですよね…
実際、北欧神話のラグナロクは神々と神に等しい巨人や魔物達との戦いにですが、本家ラグナロクは存続だけでなく世界の覇権をも賭けた戦いだったでしょうから、やはりスケールもハードさもケタ違いだったでしょうね…
しかし、やはりユグドラシルの力は圧倒的であり、77柱の原初神は数で圧倒する事も叶わず、次々に倒されていった様です。
そして、77柱の原初神達はユグドラシルを倒す事は不可能であると結論し、ユグドラシルを永遠に封印するという事になったようです。
77柱の原初神は荒野にユグドラシルを誘い出し、あの伊弉諾を中心として力を結集し、グレイプニルという封印術により、ユグドラシルを封印する事に成功する!
ユグドラシルだけでなく、それに従った7柱も共に封印された様ですが、それはゲルが知っている神話とは全く違う内容である様です。
ゲルが知る神話では、原初神達は自らの力に耐えきれずに自壊・消滅し、その後、神々が天界・地上・冥界を作った事になっている様ですが、ジークフリートは今自分が語ったのが歴史の真実だと断言しています。
ジークフリートはゲルに対して、この真実をすぐに理解しろなんて難しいと思うが、この真実にはまだ続きがあるのだと、更に話を続けます。
おそらくゲルは理解にまでは至らなくとも、ジークフリートが自分に嘘や妄想を話しているとは思えず、彼が自分に何を伝えようとし、また、何をさせようとしているのかを考えながら話を聞いているのだと思いますが、その真実の続きとは…?