終末のワルキューレ97話ネタバレ感想考察|まだ翔べる!
まだ翔べる!
二人は最後の戦いに突入しましたが、二人はこの出会いと最高の戦いに人生また神生最大の幸福を感じているようです。
少々気持ち悪いかも知れないですが、おそらくは恋愛感情に似ているのではないでしょうか?
二人は、お互いが愛おして堪らないというような精神状態なんじゃないかと思え、その一点については男女の恋愛感情よりも遥かに深いように感じられます。
願っても得難い何かを、願い以上の形で与えてくれる存在…
それが二人の関係性だと思えるのですが、それでも、その大恋愛にも終わりは来る…
沖田はやはり無装剣を止めることは出来ず、左から袈裟懸けの形で体内に直接斬撃を受けてしまう!
そのダメージは計り知れないものがあると思いますが、沖田は薄れゆく意識の中、やはり神様は強いし、もう自分も身体のどこも動かせない、本当に全部を出し尽くしたと思い、これでやっと誠の武士として散る事ができると視界が地面に近づきながらブラックアウトしそうになりますが、その時!
近藤をはじめとする新撰組の仲間達が沖田の名を叫び、その叫びが沖田の消えかけた意識…いや命を再び燃え上がらせる!
天然理心流の極意を体現する沖田は、その極意ゆえに命ある限り飛ばねばならない!
自由に羽ばたかねばならない!
まだ命が残っているなら、地に堕ちるのではなく、大空に羽ばたく!
それこそが誠の武士!
また、負けて良しではなく、誠の武士ならば必勝あるのみなんですよね!
命が残っている限りは負けていないのですし、仮に次の瞬間に命が尽きたとしても、一歩踏み出して前のめりで死ぬのが誠の武士!
沖田はこれまでの人生の走馬灯を見ながら、前の人生で出し尽くす事なく無念の中でも死んでいった悔しさも改めて思い出したのではないかと思いますが、自分はまだ翔べると奮い立ち、スサノオに対して真正面から必殺の三段突きの体勢で突っ込んでいきます!
これが自分の全てを出し尽くす本当に最後となる一撃!
その一撃で最愛の好敵手であるスサノオの命を砕くという気迫!
スサノオもそれを感じ、また、今の状況の中、まだ尚剣を振るのかと感じていますが、スサノオは沖田が病床でもイメージで剣を振り続けていた姿を直接見ていたわけですから、これこそが沖田総司だと改めて感じているとも思いますね!
しかし、スサノオはその沖田の最大最後の技も自分には届かないと再び大上段の構えから無装剣を振り下ろそうとしますが…
それに気づいた時、大上段の構えをとるスサノオには、沖田の技を防ぐ術が全く無かった…
沖田総司最大最後また最強の技の名は『天翔三段突』!!