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終末のワルキューレ94話感想考察|沖田総司武士道に開眼!

終末のワルキューレ
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終末のワルキューレ94話感想考察|無念の最期

 

無念の最期



沖田総司は戦いで散るのではなく労咳という病で他界していますね…

沖田は成長し、新撰組一番隊組長となり、幕末最強の剣士と謳われるまでになっていますが、武士が道半ばにして病で他界するというのがどれほど悔しい事なのかは、これまで沖田や近藤勇が口にしています。

また、先の約束というのを知れば沖田はその約束を果たしていないと思ったまま他界しているものと思われ、それは今の沖田の原動力にもなっていそうですが…

沖田は慶応四年から始まった戊辰戦争に参加できていない…

不完全燃焼もいいところだと感じますが、本人は病で激しい動きなど絶対にダメな状態の中、近藤達の役に立ちたいと、無理をして剣を振っていたようです。

しかし、少し無理をすればすぐに大量に吐血するという有り様…

近藤達を想い、沖田は吐血しながらも一人剣を振り続ける…

日に日に弱り、身体の一部と言える刀さえ重く感じられるようになり、沖田は自分の運命を呪ってもいるような雰囲気ですが、その時は突然にやってくる…

沖田はついに限界を迎えて倒れますが、その死の間際、沖田の精神世界に『鬼子』が姿を現す!

沖田は以前から鬼子と見えていたようですが、彼こそ沖田の闘争本能そのものであり、沖田に強さを与えてきた存在とも言えますが、その代償に沖田の体を蝕み続けてきたようです。

鬼子は痩せ細った沖田を見て、そろそろかと呟き、また、残念だと沖田に死を告げているようです。

沖田は鬼子に自分はもう死ぬのか?
まだ近藤との約束も果たせていない…
だから、まだ生きたいと懇願します。

しかし鬼子はもう無理だという。

お前の体はボロボロで、もう一緒には戦えないと…

沖田は鬼子にまだ剣を振りたい、みんなの役に立ちたい、約束を果たしたい、だから生きたいと更に懇願します。

しかし、もう命の終わりは来ており、沖田は仲間達が自分に背中を向け行ってしまうという幻影を見て、泣きながらその生涯を終えたようです。

近藤は信念に命を懸け笑って散る者こそ本物の武士だと言ったわけですが、沖田にこの時、何らかの信念があったとしても、笑って散れていないわけですから、沖田はやはり約束を果たせなかった…

そう考えると、このラグナロクの闘士に選ばれた時、沖田は何よりも約束を果たすチャンスを与えられた事に喜びを感じたのではないでしょうか?

また、これがもう本当に最期のチャンスだという覚悟もあるでしょう!

信念無き者が己の限界を超える事などできないはず…

約束を果たす条件…

後は笑って散るだけという事になりますが…

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