真・鮫島事件あらすじと感想と考察|あらすじ
あらすじ
菜奈は就活中の学生で、その夜は高校時代の吹奏楽部の仲間達と毎年恒例の部活飲み会が予定されていた。
コロナ禍中のため、帰省せずにリモートで行う事になっている。
菜奈はバイトの帰りが遅くなり、開始時間に間に合わず仲間から催促の電話がかかってきて家路を急ぐ。
途中、同居している社会人の兄・将輝に今日はリモート飲み会があるから、仕事から帰る前に電話してくれと頼む。
ようやく自宅マンションにたどり着いた菜奈だったが、エレベーターの調子がおかしく動かない。
また、何やら異様な気配を感じる。
エレベーターはなんとか動くのだが、上昇中に菜奈は不気味な白いワンピースの女性の姿を目にするが、その女は上昇中どの階でも同じようにして見える!
菜奈は強い恐怖を感じるが、なんとか自宅に辿り着く…
菜奈は心を落ち着かせて飲み会に参加する。
メンバーはフミ、亮、裕貴、鈴、あゆみのはずだが、あゆみがいない…
話題はその件になるが、さきほど菜奈が見た女の姿がリモートのカメラに写り込み、菜奈は取り乱すが、他のメンバーには見えないようで、菜奈はなんでもないと誤魔化す。
あゆみが参加していない原因について鈴が言及する。
昨晩、裕貴、すず、あゆみの三人はある廃虚に肝試しに行っていたのだ。
人一倍怖がりのあゆみを無理に連れて行き、あゆみはそこで幽霊を見たと言う。
それが不参加の原因だろうと鈴はいうが、裕貴はその廃虚のいわれなんか嘘に決まってるから、思い込みが見間違いだと決めつける。
裕貴はみんなから少し責められるが、少し不機嫌になり誤魔化して終わらせようとするが、そこでリモート画面のあゆみのアイコンに変化があり、あゆみの彼氏・匠の姿が映り込む。
匠は何故か激昂していて参加メンバー全員を罵り、あゆみに何をしたとか叫びながら、あゆみの姿を写す。
あゆみは…死んでいた…!
全員は激しく混乱するが、そこであゆみ宅に誰かがやってきたようで、匠は対応するが、匠は来訪者によって闇の中に持っていかれてしまう!
みんなパニックに陥るが、菜奈はさっき見たワンピースの女はあゆみだったと直感する…
そして、鈴が真実を語り始める…
昨晩、鈴達はある都市伝説発祥の地とされる廃虚に行っていたのだ…
その都市伝説こそ『鮫島事件』!
鈴がその名を口にした瞬間、全員の部屋が停電でブラックアウトする!
PCはノートなので無事だったが、リモート画面は乱れていて会話もできない…
菜奈はブレーカーを上げに行くが、ブレーカーをあげても電気はつかない…
しかし、リモートは回復し会話可能になるが、回復した直後、鈴は背後に現れた人影に襲われ…消えてしまう!
さらにパニックになるが、裕貴が鮫島事件の真相を語り始める…
かつて鮫島という男が一人の女性を強姦し、それをネットに晒した。
しかし、それを見た若者達が正義感から鮫島を柏市の白風荘という廃虚に誘き出し、そこでリンチして殺害し、それをネットに晒した。
行き過ぎた正義感は快楽へと変わり、若者達はそれを楽しんだのだ。
それ以来、鮫島事件に関わるものは鮫島の呪いによって消されるのだという。
裕貴は自分のせいだと言ってオレがなんとかすると部屋を飛び出すが…
裕貴も鈴と同じ運命に…
残されたのは巻き込まれた菜奈、フミ、亮の三人…
警察に助けを求めようとしても部屋からは出られず、また電話も通じない…
そこに、何故か鈴の画面が復活し、そこに鈴が住むマンションの管理人の女性が現れる。
菜奈達は事情を話し助けを求めるが、飲み会で酔ってふざけていると勘違いされ、一方的に叱られてリモートを切られてしまう!
しかし菜奈は冷静に鮫島事件について検索し、あるサイトに辿り着く…
そこには鮫島がリンチ殺人された様子をうつした16枚の写真が掲載されていた。
菜奈は鮫島事件というワードは呪いのウイルスのようなものであり、直接感染した者が口にした鮫島事件という言葉を聞いただけで感染してしまう、自分達はそうやって呪いに感染したのではないかと推測する。
また、裕貴達は白風荘の開けて行けないドアを開けていたようで、それを閉じれば呪いは消えるんじゃないかとも推測する。
しかし、部屋から出られない状態の中、その白風荘に行く事は不可能!
その時、菜奈の兄・将輝がそろそろ家に着くと電話がかかってくる。
部屋の中からは電話は無理だが、外からは大丈夫のようだ!
そして、兄が鍵を開けて部屋かに入ってくるのだが…
何故か音と気配だけで、菜奈と将輝は同じ部屋にいながら互いの姿は確認できない。
しかも、音声もスマホを通じてのみ聴こえているようだ。
菜奈は将輝とビデオ通話する事には成功するが、どうやら菜奈達は呪いによって異空間に閉じ込められているようである。
亮とフミは将輝に助けを求める!
兄を巻き込みたくない菜奈は必死に止めるが、兄は二人から場所を確認し、バイクなら30分くらいだと白風荘に向かう!
それにより三人に不和が生じる。
しかし、亮のもとで怪異が起こり、亮はついにキレてしまい現れた鮫島の怨霊に立ち向かうが、亮も鮫島によって持っていかれてしまう…!
そんな中、将輝は白風荘へ到着する!
しかし、サイトを見直した菜奈は、そこで閉めなければならないドアには16枚の写真に映っている順番に部屋を巡らないとたどり着けないと知り、将輝に指示を出す。
それぞれの部屋には七つの大罪、強欲とか傲慢とか色欲などの文字が書かれており、それを確認すればチェックされるようである。
序盤は何事もなく順調に部屋を巡るが、四部屋目あたりから鮫島の怨霊による妨害が始まる!
また、途中の押し入れには持っていかれた裕貴の姿を確認するが、裕貴はすでにこときれていた…
さらに、今度はフミが鮫島に持っていかれてしまった!
しかし、兄は全ての部屋を巡り、ようやくドアに辿りつき、それを閉める事に成功するのだが…!
結末は劇場にて御確認ください!!