進撃の巨人131話ネタバレ感想考察|エレンの本音
エレンの本音
そして今、現実にラムジ達は地ならしの波に飲み込まれようとしていた…
高所に避難しようとするラムジ達だが、巨人は山をも乗り越えて進んでくる…
単純に逃げるにも巨人達の足は速く、すぐに追いつかれしまう…
逃げ場はないと諦める仲間達をラムジは叱咤するが…
エレンは彼らが逃げまどう様を知覚しているのか、悲しげで憔悴した目で見ながら本音を吐露し始める…
逃げまどうラムジとハリル…
ただ自由な未来を夢見ていた二人の少年は今、確実に死ぬ…
エレンはラムジとハリルに幼い頃の自分とアルミンを重ねているのか…?
アルミンの本で知った壁の外の世界…
自由と冒険に溢れていると思っていた世界…
ついにエレンは本音を吐露する!
エレンはそこに自由も胸ときめく冒険もないと知って、外の世界に失望したのだった!
エレンは、失望した世界をすべて消し去ってしまいたいと望んでいたのだった!
それがエレンの理屈ではない純粋な願い…
虐殺の理由…
夢を持ち、最後まで生きる事を諦めなかった二人の少年は巨人達に踏み潰された…
これがエレンの願いの結果…
巨人達を前に進ませる得体の知れない超巨大な物体の中、エレンは今、少年の時の無垢な意識にあった…
ある日、アルミンと一緒に夢見た壁の外の世界…
それを見た者はこの世で一番の自由を手に入れた者…
今、この地ならしが終わった後の世界こそ…
あの日夢見た『自由』!!
それが願い!!
エレンはすでに地ならしが終わった後の世界を、未来を、確実に知覚しているのでしょう…