オリエント1巻ネタバレ!感想と考察|武蔵、小次郎15歳
武蔵、小次郎15歳
15歳になった武蔵は、炭鉱夫としての修行を行っていました。
しかも、仲間内や教官からは天才扱いされている…
しかし、やはり武士になる夢は捨てているどころか、その欲求は次第に大きくなっている…
現在の日ノ本では、鬼神が神のように扱われており、それに仇為す武士は、人々から差別の対象になっているようで、武蔵は、己の夢を語れず、一歩踏み出す事も出来ない自分にかなりのフラストレーションを抱えているようです。
一方、鐘巻小次郎はというと、すっかりやさぐれてしまっていました!
日ノ本では15歳での喫煙が認められているのでしょうか?
二人は学校に通う歳のようですが、武蔵は学校では天才の誉れ高い存在、小次郎は明らかに学校に通っている様子ではありませんね。
小次郎の家は代々武士の家柄のようですので、不当な差別を受けてグレてしまったのでしょう。
武蔵は武士になる夢を語りますが、小次郎はそれを一蹴しました。
しかし、小次郎は武蔵の将来を考えて、冷たく突っぱねているようです。
武蔵、鉱夫デビュー
武蔵はついに鳴り物入りで鉱夫デビューする事になってしまいました。
何故、鉱夫が尊ばれるのか?
それは、神と崇められる鬼神の食物が金属だからのようです。
故に、鉱夫は神に仕える聖職とも言える職業のようで、最も人気があり、報酬も相当なものであるようです。
しかし…
これが現実…
これは鬼神ではなく、鬼であるようです。
なんの躊躇もなく人間の命を奪う怪物の為に、武蔵は働かねばならなくなったのです。
騙された事を悟った…いや、鬼神達が侵略者であり、ただの怪物であると知っていた武蔵は、ついに立ち上がります。
しかし…
武蔵は愛刀を役人に没収されていました!
素手で鬼に挑む武蔵ですが、案の定一方的になぶりものにされてしまいます。
しかし武蔵は、そんな状態にもかかわらず、今まで周りから浮いてしまう事に恐怖し、大切な夢と真正面からぶつからなかった己を振り返り、ついに己の夢を声高らかに叫びました!
『武・士だ!馬鹿野郎!』
その瞬間…!
謎の乗り物、鬼鉄騎に跨った小次郎が、鬼にのしかかります!
小次郎は武蔵は鉱夫になる為に剣を捨てたと思っていたのですが、武蔵が独自に剣の修行をしていた事を知り、友の危機を救うべく現れたのです。
友の愛刀を持参して!