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【ONEPIECE976話考察】河松VSカン十郎|魚人ミンク黒炭への迫害について

ワンピース考察
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【ONEPIECE976話考察】河松VSカン十郎|ワノ国での迫害

 

ワノ国での迫害

カン十郎は『大名殺し』の大罪人を生み出した黒炭家の血を引くという理由から…
 
河松は魚人という異形であるという理由…
 
イヌとネコもミンクという異形であるという理由…
 
彼らはそれぞれの理由で激しい迫害を受けました。
 
黒炭家への迫害について…
 
オロチの祖父はその凶行により切腹して果てましたが、ワノ国の民衆はそれでも治らず、黒炭家の血統自体に『罪』を背負わせてしまいました。
 
それだけワノ国の民衆の怒りが激しかったという事なんでしょうが、その根底には黒炭家への『恐怖』があるでしょう…
 
『大名殺しの大罪人生んだ黒炭家である…没落した恨みをワノ国自体に抱き、大名殺し以上の事をしてワノ国を不幸にしてしまうんじゃないだろうか…』
 
という、そんな半ば妄想とも言える恐怖により黒炭家が滅びて欲しいという感情がワノ国の民衆に広がり、理不尽が『正義』としてまかり通ってしまった…
 
次に魚人とミンクに対する迫害について…
 
これはもう単に異形に対する恐怖でしょう…
 
見た目の違いから自分達とは違うものであると思い込んでしまい、それを拒絶する…
拒絶してしまえば、それを深く知ろうとせずに自分達を脅かす敵であるとしか認識できなくなる…
 
黒炭家、魚人、ミンクに対する迫害は道理に照らして見ると、理不尽であるとしか言えない…
 
増して、カン十郎と河松は迫害によって親さえ奪われているのです。
 
普通ならば許せるはずがない…
 
カン十郎は迫害によって心が壊れ、ただ与えられた役を演じるだけの存在になり切る事により精神のバランスを保ったようですが、河松はどうやって迫害を許容しているのか?
 
それはおそらく、イヌとネコという同じ苦しみを体験した仲間と共に自分達を迫害した人間であるおでん様によって救われた経験があったからだと思えます。
 
人間によって刻まれた傷を、人間によって癒されたわけですから、それによって受けた迫害を許容し、人間とも分かり合えると思えたからではないか?
 
 

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