【ワンピース973話考察】傳ジロー=狂死郎確定事実について|恐るべき精神力
恐るべき精神力
狂死郎はオロチに平身低頭して仕えるようになったようです。
『金、女、兵、貴方に必要なものは全て動かせます』
狂死郎はそのようにオロチに挨拶していましたが、そう言って頭を下げて見せない顔には耐え難い怒りを抑える様子が描かれています。
自分にとって本当に大事なものをめちゃくちゃに踏み荒らして奪った相手に媚びへつらうような行動をしなければならないというのは、身体の中の全ての血が沸騰し、内臓が千切れてしまうほどに耐え難い苦痛を覚えるでしょう。
しかし、おでん様があの釜茹での刑を耐えた事に比ぶれば、こんなもの我慢のうちには入らぬという思いで、耐えがたい怒りを傳ジローは狂死郎と偽り耐え抜いたのでしょう。
今そこでオロチを殺せたとて、まだカイドウがいます。
傳ジローは仇討ちもあるに違いありませんが、おでん様の夢であり遺命でもある開国を果たさねばなりません!
感情を押し殺し、いつかその日が来るまで、ひたすらに力を蓄える事を決意して憎いオロチに仕える道を選んだ…
並大抵の精神力ではないですな…
さすがは赤鞘一の切れ者だと言えるでしょう!