ワンピース89巻の内容と感想ネタバレあり|史上最大にして最高の死闘
史上最大にして最高の死闘
5億のルフィと、その倍となる10億越えの怪物カタクリとの死闘。
懸賞金がそのまま強さに直結するわけではないですが、この二人の実力差は当初、直結していたというか、それ以上の開きがあったように見えました。
しかし、倒されても倒されても立ち上がり、その度に強くなっていったルフィ。
カタクリにとって、ルフィは完全に弱者でしたが、立ち上がる度に己の強さに近づいてくるルフィを、カタクリは不気味に感じながらも興奮していたのではないでしょうか?
『こんな男は初めてだ…!』
カタクリは最初からルフィを見くびってはいませんでした。
少し先が見えるのは『勘』の延長だとレイリーが言っていましたが、カタクリは見聞色というよりは『勘』で、ルフィの急激な成長を感じていたのかも知れません。
だから、最初から手を抜かなかった。
また、カタクリは男としてルフィを認めるまでになりました。
これは、今後の物語に大きな影響を与えてくるかも知れません。
ルフィと本気で拳を交えた男は、皆、何かが変わります。
その『何か』とは、おそらく『原点回帰』ではないでしょうか?
ルフィと戦う事により、己が本当に望んでいた事を思い出すのではないでしょうか?
カタクリの望みが何なのかはわかりませんが、カタクリの性格を考えると、その望みは純粋で美しいものだと思えます。
しかし、10億越えを果たしたルフィは、今後どんな強敵と戦う事になるのでしょうか?