ロジャー海賊団はラフテル到達後に何故沈黙したのか?|理由は『早過ぎた』?
理由は『早過ぎた』?
ロジャー海賊団はロジャー以下全員がラフテルにて知り得た世界の秘密を誰にも語っていないですよね…
唯一、ロジャーは白ひげにDの意味を教えたようですが、それは世界の秘密のほんの一部に過ぎない…
レイリーはルフィ達と出会った時、知りたいなら全て教えてやるという態度でしたが、おそらくルフィがそれを拒む事をわかっているからという雰囲気でした…
彼らは自分達が全てを知り、沈黙した理由については『おれ達は早過ぎた』と既に言っているわけですが、ベガパンクからすれば理解に苦しむ事なんでしょう…
ベガパンクの中では空白の100年の戦争は終わっておらず、それが再び世界を海に沈めてしまうという可能性が高いという事になっているようですから、ロジャー達もそうなるという結論を持っていたんじゃないかと思うのは無理もないと思いますし、それを知りながらも沈黙した理由を知りたいと思うのも当然でしょう…
『早過ぎた』というのは、やはり海王類達が言っていた『二人の王』が生まれて成長するよりも早く知ってしまったという事になると思いますが、彼らが何もしなかったのは、やはり二人の王がいないと、仮にロジャー達が真実を明かし世界政府…いや天竜人に戦争を挑んでも悪戯に血が流れ人命が失われるだけで、何も変わらない結果になるとわかっていたからではないかと思います。
おでん様の過去編の内容、またレイリーやシャンクスがルフィの成長を見守ってきた事からしても、やはり『二人の王』とは、ルフィとしらほし姫であるとしか思えない…
おそらく、二人の王とは、何か特別な血筋を持つような者ではなく、大自然が、人々が望んで生まれてくるような、人類だけでなく陸と海の全ての生き物達にとっての王なのではないかと思います。
その二人がいない限り、おそらく世界を変えようとして戦っても、勝った方が権力者になり、頭がすげ変わるだけで本質的には何も変わっていないという事になってしまうのでしょう…
王とは、人々を支配するだけが役割ではなく、人々を幸福に導く事も役割という立場であると思うのですが、世界を幸福また継続していく為には、世界を滅ぼす可能性を持つ古代兵器の消滅が必要かも知れない…
二人の王の役割とは、それなんじゃないでしょうか?