リンリンは世界を征服しようとしていたのか?|理想世界を作る為の世界征服
理想世界を作る為の世界征服
リンリンは『世界をとる』為にカイドウと手を組んでいたわけですが、二人で世界をとった後には雌雄を決するつもりでいたようです。
それは、リンリンが作ろうとしていた理想世界とカイドウが作ろうとしていた暴力と弱肉強食の世界があまりに違いすぎたからでしょう…
リンリンのような性格の海賊ならば、カイドウ寄りになっても不思議は無いわけですが、やはりリンリンはカルメルの理想こそが正義だったんじゃないかと思います。
リンリンには、幼少の頃に熊と狼が戦っているのを止めて仲良くさせようと同じく檻にいれたら熊が狼を食べてしまい、リンリンは悪い子である熊を叩いて殺してしまったというエピソードがありますが、リンリンはおそらくそのまま成長しており、自分の言う事を聞かない悪い子は力づくで言う事を聞かせていいんだという考えを持っていたと思えます。
リンリンも世界を色々と見て周り、世界はカルメルの理想世界とはかけ離れたものであるのはわかっていたと思いますが、それを変えるには『悪い子』達を残らずぶちのめさないとならないという事で自分が世界を支配する必要がある…
実際、リンリンからすれば明らかに『悪い子』だっただろう天竜人達がリンリンの理想世界を正しいと考えるような事はなく、世界を変えようと思えば天竜人を倒さねばならなかったわけですから、リンリンはやはり世界を征服して女王になる必要があった…
カイドウが自分の言う事を聞かないのはわかっていましたから、いずれ雌雄を決する必要があると考えていたのだと思いますね…
リンリンは『悪い子』達にいう事を聞かせるのに暴力という手段しか持っていなかったわけですが、どうしても『悪党』とは言い切れない面もあり、非常に微妙なキャラですよね…